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クレストゲート

2014/02/08

読み方 : クレストゲート
別名 : ―

クレストゲートとは、主に非常用洪水吐として洪水調節用に用いられ、ダム天端からの越流を防ぐため、ダムの堤頂部に設置されているゲートの事。「クレスト(crest)」とは英語で「頂上」という意味である事から、「頂上にあるゲート」すなわち「クレストゲート」となる。

常用洪水吐なので、100年に一度という洪水時に使用されるため、そこから放流されるのは極めて稀であり滅多に見る事はないが、最近では点検時に観光の要素も含めて放流される事もある。

クレストゲートからの放流はダムにもよるが豪快であり、ダムマニアならずとも一度は見ておきたい放流である。

なお、ダムマニアにおけるこの用語の使用用途としては、口をクレストゲートと見立てて「(吐瀉物などを)嘔吐すること」を「クレストから吐く」などと表現することが多々ある。

野洲川ダム(3195-野洲川ダム/やすがわだむ)のクレストゲート

左岸よりダム湖側の堤体を望む
下流より洪水吐を望む

クレストには鋼製ゲートが無いのが現在の主流で、水位が上がると自然に放流されることから自由越流式・自然越流式と呼ばれる。

泰阜ダム(989-泰阜ダム/やすおかだむ)のクレストゲート

ゲートピアを望む

鋼製のゲートで扇型をしたその形状から「ラジアルゲート」とも呼ばれる。なお、泰阜ダムは中部電力が所有するダムだが、中部電力のダムのクレストゲートはそのほとんどが赤色をしているため「中電レッド」とマニアから呼ばれる。

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