歴史を大切にしているようで全然大切にしていないダム。

■ 上津ダム/かみづだむ

所在地:奈良県山辺郡山添村上津

高台にある広場より堤体を望む

高台にある広場より堤体を望む

ユニバーサルスタジオジャパンに行く際に名阪国道(国道25号)を使いましたが、その時に見つけ帰路の途中立ち寄りました。アプローチの仕方は、名阪国道山添ICを降りて、奈良県道80号を西へ走らせると看板がすぐ見えるので、比較的わかりやすい所にあると思います。近くにはメジャーな布目ダムがありますが、時間の都合上上津ダムのみの取材となりました。布目ダムはまたいつか機会があれば取材したいと思います。

右岸より堤体を望む

右岸より堤体を望む

夕方近くのため撮影条件が厳しかったのですが、なんとか頑張ってみました。洪水吐は自然越流式です。

右岸より天端を望む

右岸より天端を望む

この近辺は縄文時代早期の人々が住んでいたところらしく、ダム建設時遺跡が発掘されたのだそうです。その為ダムサイトのあちこちに縄文式土器のレプリカが置いてありますが、あまりにも雑然と置いてあるため、破損しているものが殆どでした。また超自然的・伝説的ないわれのある岩「狐岩」など、この周辺にはいくつかあったのだそうですが、ダム工事の際に破壊したそうです。「奈良」という歴史上にも由緒正しい土地なのに、こう都合良く壊して良いものかちょっと疑問に思いました。せめて移設するなど出来なかったのでしょうか?ダムも必要かもしれませんが、こういったモノも大切だと思うのですが・・・。

左岸より堤体(下流側)を望む

左岸より堤体(下流側)を望む

左岸より堤体(ダム湖側)を望む

左岸より堤体(ダム湖側)を望む

左岸よりダム湖を望む

左岸よりダム湖を望む

左岸の縄文住居跡の高台より堤体を望む

左岸の縄文住居跡の高台より堤体を望む

左岸の縄文住居跡の高台よりダム湖を望む

左岸の縄文住居跡の高台よりダム湖を望む

 

■ ダム諸元


形式 重力式コンクリートダム
目的 灌漑用水
堤高 63.5m
堤頂長 264m
堤長幅 6.0m
堤体積 210,000m3


流域面積 18.9km2
湛水面積 36ha
総貯水容量 5,600,000m3
有効貯水容量 5,120,000m3
ダム湖名 上津ダム湖
河川名 淀川水系遅瀬川
着手年 1975年
竣工年 2001年

■ その他の設備/所感

駐車場

このダムを検索サイトで検索すると、拡張レヤー工法がどうとかこうとか出てきますが、都合の悪いことはあまり記述されていなかったりします。山添村のサイトにもダムはおろか、岩の記述さえありませんでした。竣工が2001年と新しく、とても立派なダムなのですが、なんだか色々と残念な気持ちにさせるダムです。

トイレ
公園
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