黄昏色に染まった堤体が黄泉の世界を想像させる

■ 畑薙第一ダム/はたなぎだいいちだむ

天端より下流側を望む

天端より下流側を望む

「越すに越されぬ大井川」の姿は、今はもうどこにもありません。安全がダムによって保たれているのです。でも、それにしてはちょっと利水放流が少なくありませんか?ただ、このダムの主目的は発電です。治水ではありません。ちなみに125mの堤高が中空重力式としては、世界最大級で、なんと国内では第一位です。

左岸より堤体(ダム湖側)を望む

左岸より堤体(ダム湖側)を望む

比較的水位が低く見えるのは、洪水期の少し前だったので、洪水期制限水位だったのかもしれません。

左岸より堤体(下流側)を望む

左岸より堤体(下流側)を望む

堤体に丸い穴のようなものが等間隔で並んでいますが、これがおそらく堤体内部への採光用の窓ではないかと思われます。

謎の遺構

謎の遺構

左岸にはなんの目的で建てられたのか不明な遺構が・・・。かなり朽ちているように見受けられます。天井には大きな穴がありますし・・・。クレーンの基礎跡を活用した貯蔵庫のようにも見えます。

天端よりダム湖を望む

天端よりダム湖を望む

南アルプスの山々がダム湖を包んでいます。黄昏色の湖面は静かにたゆたっています。大井川水系で見る事が叶わなかったダムがいくつかありますが、神秘的な景色を見ると、悔しい思いも吹き飛びます。そんな思いを秘めながら、大井川水系を後にしました。

■ このダムの情報はまだまだあります

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■ ダム諸元


型式 中空重力式コンクリートダム Access
to
D@M

東名高速道路相良牧之原IC下車 → あとはひたすら国道473号線を川根町に向けて北上 → 川根町に入り家山で「たいやき」を食べたら再び国道473号線を北上 → しばらく走らせると国道362号線と交わるT字交差点にぶつかるので、その交差点を右折し国道362号線を北上 → 千頭付近で県道77号線に入る道があるので、そちらへ進入し更に北上 → 大井川鐡道井川線奥泉駅を過ぎると、寸又峡と接岨峡の分かれ道があるので、それを右の接岨峡方面(県道388号線)へ → ここから先は勘を頼りに(いい加減)井川ダムへ向かう → 奥泉ダムを過ぎ、しばらく走らせると県道60号と合流する交差点が現れるので、それを左折(右折すると井川ダムです) → あとはひたすらワインディングの続く県道60号線を進みます → 赤石温泉を右手に見て、トンネルを抜けると右後方に畑薙第二ダムがあります(気をつけないと多分行き過ぎます) → さらに上流に走ると畑薙第一ダムに到着です。

※ 周辺道路は法面崩落の危険性が多くあるのでご注意を。

目的 発電
堤高 125m
堤頂長 292m
堤体積 598,000m3


流域面積 318km2
湛水面積 251ha
総貯水容量 107,400,000m3
有効貯水容量 80,000,000m3
ダム湖名 畑薙湖
河川名 大井川水系大井川
着手年 1957年
竣工年 1962年

発電方式 畑薙第二ダムとの
ダム揚水式
使用水量 最大160m3/s
有効落差 最大101.7m
揚程 基準82.4m
揚水量 基準117m3/s
発電力 最大137,000KW

立軸フランシス可逆ポンプ水車
1号機 51,800KW
2、3号機 45,400KW


立軸回転界磁三相同期発電電動機
1号機 58,800KVA
2、3号機 50,000KVA
主要変圧器 三相送油風冷式負荷時
タップ切替装置付

■ その他の設備/所感

駐車場 なぜか諸元が、ダム便覧とダムサイトにある石碑とで差がありました。堤頂長は便覧だと275mで、堤体積も1,000違います。う〜ん・・・。
トイレ ○?
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