大井川大聖堂「井川ダム」

■ 井川ダム/いかわだむ

所在地:静岡県静岡市井川

右岸より堤体(ダム湖側)を望む

右岸より堤体(ダム湖側)を望む

井川ダムまで来ると大井川水系ダム巡りもいよいよ佳境に入ってきます。こんな山奥でも静岡市内だとは驚きですが、それだけ市が縦長な土地を擁している事を窺えます。

また井川ダムは中空重力式ダムといって、堤体内が空洞になっている国内でも非常に珍しいダムです。珍しいダムですが、井川ダム周辺にある畑薙第1ダム、畑薙第2ダムも中空重力式で、珍しい型式のダムが集中して建造される事も珍しいです。とは言うものの、中空重力式は中を空洞にする事で建設に使用するコンクリート量が節約できるので、建設コストを縮減する事ができます。戦後の混乱期から高度成長期への過渡期として、建設費圧縮と電力需要の増加というパラドクスを解決するための中空重力式でもあると思いますので、たまたま中空重力式が近所に3つもできてしまったという程度に考えるのが妥当かもしれません。

さらに井川ダムは国内最初の中空重力式コンクリートダムであり、型式としては畑薙第一ダムに次ぐ堤高のダムです。

右岸より天端を望む

右岸より天端を望む

なお、中空重力式をカッコ良く言えば「ホローグラビティ」となります。まれにこちらで表記されている事もあります。

ラジアルゲートが3門あります。上記写真で一番奥にある傾斜になっている構造物は後ほどご説明します。

天端は県道60号「南アルプス公園線」が通っており、ご覧の通り自動車での通行が可能です。

天端よりダム湖を望む

天端よりダム湖を望む

堆砂が激しいのかダム湖の水は少々白く濁っていました。ちなみに左の建物が管理所です。その奥には売店やちょっとした喫茶コーナーなどもあり、軽食を取る事もできます。

インクラインを望む

インクラインを望む

変わったインクラインです。シートが2つ並んでいますが、クイズ「タイムショック」(古い?)の解答者席のような感じで、そのユニットごと斜めに降りていくような仕組みになっているようです。見辛かったらスミマセン。

天端より下流を望む

天端より下流を望む

この奥に奥泉ダムがあります。左岸にある建物が発電所で、右岸にある建造物が変電所です。

天端より発電所を望む

天端より発電所を望む

発電所部分をアップして撮影。

取水口除塵機

取水口除塵機

この機械は取水口除塵機と言い、ダム湖に溜まったゴミを取り除く役目を負います。天端を県道が通っているので、県道を跨ぐような形で作られています。

取水口除塵機の銘板

取水口除塵機の銘板

平成11年に製作されたようです。比較的新しいので、思わずメカニカルな動きを想像してしまいましたが、実際どのように動くのかこの目で見てみたいです。

■ このダムの情報はまだまだあります

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