三重県のダム

1311-山郷大池/やまさとおおいけ

2.5
三重県のダム
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元々はダム便覧で鼓池と表記されていたダムですが、取水設備に「山郷大池」と表記されているらしく、さらにはダム協会様による調査でこちらの別称が鼓池だった模様です(あべべぇー様Thanx!)

所在地:三重県いなべ市北勢町鼓野田

右岸下流側より堤体を望む

右岸下流側より堤体を望む

ダム便覧では所在地が「北勢町山郷」とあり、区画整理か何かでその地名は存在していませんでしたが、近くに山郷小学校や池がある地名を地図からたどると字は違いますが、「皷」とあるので、おそらくここのことだと思われます。
それにしてもダムなのか何なのか解らない写真です。それだけ草が生い茂っていました。

右岸より天端を望む

右岸より天端を望む

しかもこのダム、ダム便覧によれば「重力式コンクリート」とあります。草が生い茂っているので、とてもそんな型式には見えませんでしたが、よ~く見るとコンクリートになっていました。割れたコンクリートの隙間から草が生えてきているようでした。
天端は自動車の通行が可能ですが、狭いので対向車との離合は結構厳しいです。この写真の手前は行き止まりなのに、レガシーが停まっていたり、この写真の奥からエルグランドが現れたりと、誰も来ないようなところなのに、訪れる人はいるようです。釣りをするには穴場のようです。

天端より下流を望む

天端より下流を望む

下流には水道橋のようなものがありましたが、本当に水道橋なのか、今でも使われているのかどうかはまったく解りません。

左岸より取水口を望む

左岸より取水口を望む

自然越流式の洪水吐です。灌漑用のダムなので余水吐の方が似合っていますね。

左岸より洪水吐を望む

左岸より洪水吐を望む

水が流れた跡があったので、活躍する機会があったのかも。この先どうもスロープ状になっているようですが、先が見えなくてどうなっているのか不思議です。

ダム諸元


形式アースダム
目的灌漑用水
堤高22m
堤頂長72m
堤体積28,000m3


流域面積0.4km2
総貯水容量130,000m3
有効貯水容量130,000m3
竣工年1963年
アクセス東名阪自動車道桑名IC下車左折
県道63号線を西進
突当りを右折して国道421号線を道なり
員弁町に入り、員弁警察署東の交差点を直進して県道5号へ
北勢町に入り、麻生田(おうだ)交差点を右折
県道609号を直進・・・この先は説明があまりにも難しいので省略します。

その他の設備/所感

駐車場×パッと見ると
「えっ~~~~!!ほんとに重力式コンクリートぉ!?
アースじゃねぇのぉ!?」というようなダムですが、
よ~~~~く見ると確かに重力式です。
こういった重力式コンクリートダムもあるんだなぁ・・・と新たな発見でした。
トイレ×
公園×
PR展示館×

山郷大池に近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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