滋賀県のダム 近畿地方のダム

1365-姉川ダム/あねがわだむ

2018/07/05

所在地:滋賀県米原市曲谷

右岸下流側管理所より堤体を望む

右岸下流側管理所より堤体を望む

伊吹町は名峰伊吹山の麓に位置する町で、姉川ダムはその伊吹町の奥深くにあります。ちなみに私の姪っ子の名前は「いぶき」ちゃんですが、「息吹」なので伊吹山とは一切関係ありません。はっ!!そんなことはどうでも良いですね。
この日、9月中ごろでしたが、すっかり秋の気配で、ご覧のようにススキが背を伸ばし、山には紅葉が始まりかけており、やや肌寒い感じでした。

右岸下流側管理所より堤体を望む

右岸下流側管理所より堤体を望む

高さがイメージしにくいと思ったので、縦向きで撮影してみました。
ダムの完成はごく最近なので、とても綺麗に整備されていました。ダムにははゲートが一切無く、クレストもオリフィスも最近流行の自然越流になっています。

右岸下流側管理所より常用洪水吐を望む

右岸下流側管理所より常用洪水吐を望む

滋賀県土木交通部河川開発課のWebサイトには「ゲートレスオリフィス」との記述があった常用洪水吐です。綺麗なスリット状になっていますが、個人的にもう少し意匠を凝らして欲しかったです。

右岸下流側管理所より減勢工付近を望む

右岸下流側管理所より減勢工付近を望む

下流にも公園が設置されるなど、とても整備されています。

ダム周辺案内図

ダム周辺案内図

その整備もダム湖周辺を見るとかなり大規模です。親水公園やユリ園などがあります。

右岸より天端を望む

右岸より天端を望む

天端も綺麗に整備されています。ただクモの巣があちこちにあり、気をつけないと引っ掛かります。山奥だからこればかりは仕方が無いですね。

白龍湖の由来

白龍湖の由来

ダム湖の名前は白龍湖。とても響きの良い名前です。その名の由来が記述されていました。以下はその引用です。

『美しい姉妹が、龍になって洪水から村を救った「姉川・妹川の民話」。一人の若者に恋した姉妹が、お互いの幸を願って山の池に身を投げた龍池の話。地元曲谷集落に鎮座する九頭竜王ゆかりの白山神社。姉川周辺には、龍にまつわる話がたくさん伝えられています。さらに、白いダムと谷をぬう湖の姿が、水害から人を守った龍のようにも見えることから「白龍湖」と命名されました。』

モニュメントを望む

モニュメントを望む

変わった形のモニュメントです。左右に分かれている花崗岩の間にガラスがはめ込まれています。

左岸展望台よりダム湖を望む

左岸展望台よりダム湖を望む

左岸ダムサイトのコンプレッサー室の上が展望台になっていて、周囲を見渡すことができます。ダム湖の真ん中が白く泡のようになっているのは、龍が出現する前兆・・・ではなく、散気管というのが設置されているらしく、そこから空気が出ているからです。散気管はダム湖に3つ設置されているようです。

左岸展望台よりダム湖を望む

左岸展望台よりダム湖を望む

堤体の近くには何かUFOの円盤のようなものが設置されています。こちらは深層曝気でした。

インクライン

インクライン

インクラインはコンプレッサー室にそのまま繋がっているようです。ダム湖の係留船の屋根にはキツネのキャラクターが描かれていました。

左岸展望台より堤体(ダム湖側)を望む

左岸展望台より堤体(ダム湖側)を望む

右岸の山の中腹にダム建設の際の遺構が見えます。

左岸展望台より管理所(姉川ふれあいプラザ)を望む

左岸展望台より管理所(姉川ふれあいプラザ)を望む

管理所には「姉川ふれあいプラザ」という展示館のような建物が一緒になっています。しかし、取材したこの日は休館日だったのか、すでに閉館時間が過ぎていたのか、残念ながら開いていませんでした。

天端の取水塔を望む

天端の取水塔を望む

大きな間口と高さののシャッターです。

天端よりオリフィスからの放流を望む

天端よりオリフィスからの放流を望む

天端より減勢工を望む

天端より減勢工を望む

ご覧の通り、減勢工が堤体とほぼ直角になっています。これはなかなか珍しいです。

天端よりオリフィスへ通じる取水口を望む

天端よりオリフィスへ通じる取水口を望む

ここから水が吸い込まれるようにして流れ込んでいました。しかしその量はそれほど多くはありません。

監査廊入り口?

監査廊入り口?

右岸にはこのような扉があり、「リムトンネル」と書かれています。たぶん監査廊だと思いますが、それにしても「リムトンネル」とはどういう意味なんでしょう?「リム」と言うと「輪」とか「環状」という意味なので、監査廊が環状に作られているという事なのかな?と思いましたが、まったくもって謎です。
※04/09/15追記、灰エースさん提供情報(Thanx!):

目的はリムグラウト、ダム両岸の岩盤の止水のためのものです。リムは「縁(フチ)」という意味で使っています。

右岸ダム湖側より堤体を望む

右岸ダム湖側より堤体を望む

右岸下流側より堤体を望む

右岸下流側より堤体を望む

ここから左岸を見ると管理所の向こうの丘に展望台のようなものが見えましたが、どこから登るのか解らない上に、暗くなってきたので結局不明なままです。

天端よりユリ園付近を望む

天端よりユリ園付近を望む

橋の向こうにアースダムのようなものと洪水吐のようなものが見えたので、実際に行って見ると、ダムではなく丘になっていて、その丘にユリ園があり、そこで使われた水を流すための構造物がアースダムの洪水吐のように見えたようです。しかし、そのユリ園ですが、荒れ放題で堤体周辺とはえらい違いでした。

減勢工を望む

減勢工を望む

さて下流に下りて減勢工をチェックです。減勢工の上には橋が渡されており、減勢工を間近に眺めることができます。しかし、利水用の放流からの水が結構凄く、カメラのレンズが濡れてしまうほどです。

減勢工から流れ出る水

減勢工から流れ出る水

これより姉川を下り、長浜に至って琵琶湖に流れ着きます。

下流右岸に設置されている謎の扉

下流右岸に設置されている謎の扉

遠くから見たときはてっきり放流用のゲートか何かだと思っていたのですが、近くから見ると扉があり、ここから水は出ないような感じです。これも監査廊に通じているのかな?と思いました。

下流より堤体を眺める

下流より堤体を眺める

ダム諸元


形式重力式コンクリートダム
目的洪水調節、農地防災、
不特定用水、河川維持用水
堤高80.5m
堤頂長225m
堤体積302,000m3


流域面積28.3km2
湛水面積33ha
総貯水容量7,600,000m3
有効貯水容量6,500,000m3
ダム湖名白龍湖
河川名淀川水系姉川
着手年1977年
竣工年2002年
アクセス姉川ダムへは最寄のインターが長浜・米原・関が原と、
どのインターからも似たような距離でたどり着けます。
ここでは米原からのアクセス方法を紹介します。
インターを降りて右折し、国道21号線を直進
一色交差点を左折
県道19号線を直進
野一色東交差点を直進ですが、これより先は県道40号線になります。
あとはひたすら道なりに走行してください。
県道40号線あたりで右(東)を見ると、
長く続く住友大阪セメントのベルトコンベヤーが見えます。
ほんと長いのであっけに取られますが、脇見だけはしないで下さい。

その他の設備/所感

駐車場周辺にはスキー場もあるので、
冬にもしそのスキー場に行くことがあれば、
冬のダムも取材したいと思います。
トイレ
公園
PR展示館

姉川ダムに近いと思われる宿泊施設

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神馬シン

ダム愛好家/ダムペディア管理人/(一財)日本ダム協会認定ダムマイスター≪一般≫

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伊吹町は名峰伊吹山の麓に位置する町で、姉川ダムはその伊吹町の奥深くにあります。この日、9月中ごろでしたが、すっかり秋の気配で、ご覧のようにススキが背を伸ばし、山には紅葉が始まりかけており、やや肌寒い感じでした。
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