カ行ダム入門ダム用語

監査廊

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読み方 : カンサロウ
別名 : 通廊(ツウロウ)

監査廊とはダム堤体内の損傷箇所をチェックするための通路。通常は関係者以外立ち入り禁止。許可がもらえれば特別に見学させてもらう事もできる。ただし「地域に開かれたダム」に指定されている場合、見学コースになっていたりするが、本来の監査廊とは別の通路である事がほとんどである。

主に、ダム完成後の監査(検査)を実施するためにあり、運用開始後も堤体の漏水量・揚圧力・変形・地震などを測定したり、ゲート操作のために設けられている。

監査廊はトンネルのようであり、内部は真夏でも涼しいが、むしろ寒い事もある。また、堤体内で漏水している場合は、滑りやすくなっているため、見学の際は注意が必要である。

最近では監査廊にプレキャスト工法が用いられる事があり、工期の短縮・安全性の向上が図られている。

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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