Fecha de la entrevista: 08 jun 2013 (sáb)
新滝の池と滝ノ池を訪問し、次に訪れたのが稲倉池です。グラウンドがあったり泉佐野市の野外活動センターがあるなど、新滝の池同様に市民の憩いの場となっている雰囲気が地図上からは伝わってきました。
Monumento de piedra en la orilla derecha.
天恵遺…読めません。恐らくダム建設を称える石碑だと思います。稲倉池は戦時中、佐野飛行場建設のために用水路やため池が破壊されてしまい、水不足が懸念されたために稲倉池用水パイプラインと合わせて築堤に着手されたダムです。
しかし次第に資材や労働力が不足と戦後の混乱のため建設が一時中止に。1950年に建設が再開され1957年に竣工。1993年に改修されて現在に至ります。
稲倉池用水パイプラインは「府営泉佐野市外1力町用水改良事業」として建設された灌漑用の水路で、この稲倉池を親池として大細利池・唐池・布池・末広池などをパイプラインで結ばれています。この石碑はその悲願を称える石碑なのだと思います。
右岸より余水吐と堤体上流面を望む
余水吐はアースダムやロックフィルダムでよく見るタイプの側水路型。
右岸より余水吐に架かる稲倉橋と天端を望む
天端は自動車の通行が可能になっていますが、この先で行き止まりになっています。橋の手前にポールやブロックの跡がありますので、以前は自動車の通行は禁じられていたのかも知れません。
稲倉橋より上流側の余水吐を望む
泉佐野市最大の灌漑用ため池だそうで、余水吐の大きさもなかなかのものがあります。ちなみに稲倉池は国際花と緑の博覧会の際に制定された「大阪みどりの百選」に指定されているそうです。
余水吐に架かる橋より下流を望む
なぜかこの先は一部が暗渠化されています。
右岸より堤体下流面?を望む
まったくダムっぽくない雰囲気の下流面。堤体直下には少し下がってグラウンドが広がります。堤高32.2mのロックフィルダムとのことですが、新滝の池のように埋めてしまったように見受けられます。右手の道は「稲倉の里」というログハウスへとつながっています。
集合広場とログハウス「稲倉の里」
集合広場となっていますが駐車場となっているようです。ログハウスもいまいち何に利用するのかは不明ですが、引率の先生の管理所みたいなものでしょうか。
「いずみの森」里山マップ
稲倉池周辺は「山仕事の森」「照葉樹の森」「健康の森」「くらしの森」を「いずみの森」として里山が保全されているようです。
周辺散策
グラウンド(スポーツ広場)のもっと下流側に堤体下流面があるのかと思って、ここから思いっきり迷走します。
周辺散策その2
そんなはずもなく、ただ鬱蒼と草木が生い茂っているだけでした。
右岸より下流側導流部を望む
ログハウスから堤体に戻ります。余水吐から下流にずっと来たあたりで、暗渠の入口部分になります。
右岸より天端と堤体下流面を望む
堤高が32.2mということですがやはりグラウンド(スポーツ広場)によって埋められてしまっているようです。ダムとしての安定性は増すと思いますが、ダムっぽくなくてちょっと残念ですね。しかも型式はロックフィルダムだそうですがアースダムっぽく見えます。
Vista del extremo superior desde la orilla izquierda
知らない人が見たらダムだとは思わないでしょうね。
Vista aguas arriba del terraplén desde la orilla izquierda
貯水池側はコンクリートで遮水されています。
左岸散策路
天端を抜けるとそこから先は徒歩や2輪車でしか進めなくなり、散策路へと繋がります。
左岸散策路からダム湖を望む
ダム湖にはそこそこ釣りを楽しむ人達の姿も見えます。
斜樋式取水設備
左岸には斜樋式の取水設備があります。稲倉池用水パイプラインのスタート地点ということになるでしょう。あと「釣り禁止」の看板がありますね…どうも以前は釣りOKだったようですが、いつからか禁止になったようです。
龍王神社への階段
左手の紅い手すりのある階段を登ると、稲倉池築堤時の安全祈願と池を守護する龍王神社があります。が、なぜかこの時は登りませんでした。今にして思えば登っておけばよかったと少し後悔。
Vista del lago de la presa desde la orilla izquierda
ロックフィルダムなのにアースダムっぽさがあったり、下流側がグラウンドで埋められてしまって見た目の堤高が低くなってしまったりと、ちょっと変わった稲倉池でした。
稲倉池諸元
Ubicación. | 大阪府泉佐野市日根野町稲倉 |
Nombre del río | 佐野川水系稲倉川 |
Objetivo. | A (agua de riego) W (agua para el suministro de agua) |
tipo | R (presa de escollera) |
altura del banco | 32.2m |
Longitud de la cumbre | 173.1m |
volumen de un terraplén | 220,000㎥ |
zona de influencia | 4.4km2 |
zona dañada por las inundaciones | 14 ha. |
Capacidad total de almacenamiento | 1,283,000㎥ |
capacidad de almacenamiento efectiva | 1,183,000㎥ |
operador de la presa | Osaka (área metropolitana) |
contratista principal | 八幡建設 |
año de lanzamiento | 1942. |
año de finalización (de un proyecto de construcción) | 1957. |
nombre de un lago embalsado | 稲倉池 |
Otras instalaciones/observaciones
aparcamiento | ○ |
aseo | × |
Parque (público) | ○ |
Sala de exposiciones de relaciones públicas | × |
pesca | × |
Comentario.