新潟県のダム

0773-二居ダム/ふたいだむ

3.5
新潟県のダム
この記事は4分で読めます。

取材日:2005/06/18
所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町大字三国

OKKY入口

OKKY入口

「第4回 Dam Web Ring カッサダムオフ会」に参加するため、集合場所のOKKYへと到着しました。。OKKYは奥清津発電所の愛称です。やはり一般の方に認知していただくには硬い名称よりもこうした愛称の方が良いですね。

OKKYミュージアム

OKKYミュージアム

愛称があるように、OKKYミュージアムという立派な展示館があります。建物正面に噴水もあり、ダムマニアでなくとも楽しむことができます。

OKKYミュージアム内部

OKKYミュージアム内部

ここでしばし水力発電についてお勉強です。子ども向けの設備もあって、親子で楽しめる内容です。

水車の模型

水車の模型

発電機の模型です。かなり精密に作られています。

発電所

発電所

ここは発電所の内部も自由に見学することができ、ホンモノの発電機を見ることもできます。ちなみに当然ですが、点検時は制限されることがあるのでご注意を。

導流部

導流部

さて、OKKYミュージアムを後にして、二居ダム周辺を散策です。導流部は堤体の割に大きく感じました。

奥清津第二発電所石碑

奥清津第二発電所石碑

今思えばツツジが咲くころだったのですね。

下流より堤体ならびに開閉所を望む

下流より堤体ならびに開閉所を望む

とにかく敷地内には様々な見所があります。個人的には堤体がドーンと見える方が好きなのですが、たぶんこうした方が合理的なんだろうとも思います。

導流部のアップ

導流部のアップ

完全スロープというわけではなく、一度フラットに近い箇所が設けられています。未確認ですがこうすることで水流を減衰させる効果があるのかもしれません。

下流を望

下流を望む

エメラルドグリーンの下流です。ちなみに左の建物はOKKYミュージアムならびに第二発電所ですが、その向こうには映画「ホワイトアウト」のロケに使用されたトンネルがあるのだそうです。

奥清津電力所銘板

奥清津電力所銘板

超カッコいい!銘板を見ただけで惚れ惚れしちゃいます。

左岸よりダム湖側堤体を望む

左岸よりダム湖側堤体を望む

整然と敷き詰められたリップラップ。二居ダムに来る前に、群馬から北上してきているのですが、さらに一度越後湯沢まで北上し、国道沿いのセブンイレブンでお弁当を買って戻って天端で食べました。普通のコンビニ弁当ですがダムで食べると不思議と美味しく感じてしまいます。ちなみについ最近知ったのですが、猿ヶ京にローソンが新たに出来ていたので、わざわざ越後湯沢に戻る必要がなくなりました・・・。

二居ダム石碑

二居ダム石碑

いつも思うのですが、石碑と堤体もしくは石碑とダム湖って、合わせて撮影したいのに、うまく被写体として纏まらないってことないですか?ま、私だけかもしれませんが(笑)

左岸より天端を望む

左岸より天端を望む

ご覧の通り天端は自動車の通行は出来ません。でも天端にはダム湖側にも下流側にも柵とか石が設置されていません。これだけの規模で設置されていないのは珍しいかも。

放水口設備(取水設備)を望む

放水口設備(取水設備)を望む

上部ダムのカッサダムとの間で揚水発電が行われますが、そのための放水口ならびに取水設備です。

天端より下流を望む

天端より下流を望む

上から見てもこの施設の合理的な面が伺える気がします。

天端よりダム湖を望む

天端よりダム湖を望む

あいにくの曇天ですが、ダム湖もエメラルドグリーンをしています。

水圧鉄管

水圧鉄管

この上にカッサダムが・・・。ちなみにカッサダムは堤体までの道がゲートで塞がれており、一般人は立ち入りが禁止されています。ただし近くのスキー場やスキー場のゴンドラ(リフト?)から眺めることが出来るようです。一度空撮してみたいですね。

ゲート

ゲート

洪水吐には田原製作所製の7.5×14.7mのローラーゲートが2門設置されています。

ゲートより導流部を望む

ゲートより導流部を望む

幅も広く高さもある彫りの深い(?)導流部です。

選択取水設備

選択取水設備

こちらは選択取水設備。IHI、石川島播磨重工です。

ダム湖側ゲートを望む

ダム湖側ゲートを望む

バルブでは40m3/sの放流量なんだそうですが、この洪水吐では最大で1,620m3/sを吐けるんだそうです。

右岸よりダム湖側堤体を望む

右岸よりダム湖側堤体を望む

バスクリンよりもキレイなエメラルドグリーン。

下流側ゲートを望む

下流側ゲートを望む

洪水吐の脇には階段が設置されており、下流から天端を昇降することができます。なので、下流側からゲートを捉えることが可能です。

発電所内部

発電所内部

発電機内部

発電機内部

ダム諸元

河川名信濃川水系清津川
目的発電
型式ロックフィルダム
堤高87m
堤頂長280m
堤体積2,350,000m3
流域面積107.8km2
湛水面積77ha
総貯水容量18,300,000m3
有効貯水容量11,400,000m3
ダム事業者電源開発(株)
本体施工者大成建設
着手年1972年
竣工年1978年

その他の設備/所感

群馬からなら三国街道をひたすら北上し、新潟県に入ってしばらく走らせると右手に看板が見えてきますのですぐに発見できると思います。この周辺はドライブには最適な地域ですのでぜひ立ち寄ってみてください。

駐車場
トイレ
公園
PR展示館
釣り×

二居ダムに近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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