静岡県のダム

0000-横沢川第一堰堤/よこさわがわだいいちえんてい

3.5
0000-横沢川第一堰堤/よこさわがわだいいちえんてい 静岡県のダム
この記事は3分で読めます。

所在地:静岡県榛原郡川根本町
取材日:2010/11/08(金)

下流より堤体を望む

下流より堤体を望む

横沢川第二ダムからさらに上流を目指すと、この横沢川第一堰堤に辿り着きます。堤高が15mに満たないため、河川法上のダムではありませんが、山奥にひっそりとあり、苔むした感じがいい味を醸し出しています。

取水口を望む

取水口を望む

中部電力のダムですがゲートはいわゆる「中電レッド」ではなく、むしろ「関電ブラック」でした。環境に配慮してのことかもしれません。

■取水口スクリーンスペック
水路幅xスクリーン長:2.500m x 2.400m x 1門
スクリーンピッチ:100mm
バー形状:FB-12 x 100
重量(受桁含む):1.0t
製作年月:平成3年3月
製作:株式会社ヤマウラ

下流より右岸側の堤体を望む

下流より右岸側の堤体を望む

この素晴らしく古風な雰囲気!なんとも言えない風格と気品を兼ね備えています。また、取水口以外には戸板が嵌められていますが、元々ゲートだったものの使わなくなったようです。

堤体コンクリート表面のアップ

堤体コンクリート表面のアップ

ほら!この苔っぷり!
ちなみに縦横の向きは完全に失念して、正しい方向ではないかもしれません(笑)

ゲートのアップ

ゲートのアップ

どっしりとした安心感とも言うべき風格。

下流を望む

下流を望む

下流へは滔々と水が流れています。

右岸下流側より堤体を望む

右岸下流側より堤体を望む

戸板の所が洪水吐として利用されていたのかな?と思うとちょっと興奮。

右岸より天端を望む

右岸より天端を望む

天端は横沢川第二ダム同様コンパクトな印象。

右岸よりダム湖を望む

右岸よりダム湖を望む

ダム湖のように見えませんが、一応ダム湖。堆砂してても発電には何ら影響がないのでしょう。発電専用の小型ダムではよくある風景ですね。

右岸よりダム湖側の堤体を望む

右岸よりダム湖側の堤体を望む

上流側はよく見えなかったため、どうなっているのかはよくわかりません。

右岸より下流側の堤体を望む

右岸より下流側の堤体を望む

木々が生い茂り、木漏れ日が密かに堤体を照らしているかのような印象を受けます。15m未満の堰であり、スペックなどの細かなデータもなく、本来ならば消化不良気味な物件となるはずですが、これは見るだけで十分に味わい深い堰堤です。ぜひ実物をご賞味いただきたいです。

ダム諸元

河川名大井川水系横沢川
目的発電
型式重力式コンクリートダム(堰)
堤高―m
堤頂長―m
堤体積―m3
流域面積―km2
湛水面積―ha
総貯水容量―m3
有効貯水容量―m3
ダム事業者中部電力(株)
本体施工者
着手年―年
竣工年―年
リンクダム便覧

その他の設備/所感

駐車場×トイレは横沢川第二ダムにありますが、使っていいかどうか、または使えるかどうかは知りませんよ!
トイレ
公園×
PR展示館×
釣り

横沢川第一堰堤に近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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