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戦争しない憲法に喜び 旧徳山村カメラばあちゃん・増山たづ子さん(88)

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旧徳山村、徳山ダムといったら増山たづ子さん。増山さんは61歳で初めてカメラを手にし、ダムに沈み行く運命のある旧徳山村のありのままの姿を撮影し続けた方です。別名「カメラばあちゃん」。
その「カメラばあちゃん」の戦争体験についてのインタビュー記事ですが、大変な半生を物語っていると思います。戦争で旦那さんや弟までも失い、そしてダムによって故郷も失う・・・。
私は徳山ダムによってもたらされる利水の地域(予定では)に住んでいますが、増山さんだけでなく旧徳山村に住んでいた人々の苦渋の選択が、私たちの生活を支えてくれているんだ・・・と思います。彼らの思いを無駄にしてはいけないな・・・とも思います。
そして、

今は憲法九条改正が議論されとる。私たちの代で変えようという人はきっと一人もおらん。九条があったから戦争をしないで来られた。終戦を迎えて、憲法ができて、戦争をもうやらないと知った時は、それはうれしいなあと思ったんだよ。

これにはビクッとした思いもするのです。戦争によって憲法ができてせっかく日本は平和になったのに、今度はテロによって再び戦争への道を歩んでいいるのではないか?
ダムによって苦汁の選択で移転した住民の気持ちと、戦争によって悲劇を体験してきたじいちゃんやばあちゃんの想いがリンクした気がした一瞬でした・・・。
世界が平和になりますように・・・
そして日本が戦争への道を再び歩みませんように・・・

■参考記事
戦争しない憲法に喜び 旧徳山村カメラばあちゃん・増山たづ子さん(88)(中日新聞)
■参考文献

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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