読み方 : コンジット
別名 : 放水管 / コンジットチューブ
コンジットとは、洪水の調節や下流への放流用に設置する管の事。ダムの底部にある穴を総称してコンジットと呼ぶ事がある。本来のコンジット(conduit)の意は「導管」であり、堤体中を貫通して設けられる事からこう呼ばれる。
またコンジットにはゲートが設けられ、これをコンジットゲートと呼ぶ。コンジットゲートは比較的通常の放流時に常用洪水吐として使用される。なお、中国にある世界最大級の三峡ダムではコンジットゲートの長さが483mもある。
玉川ダムのコンジットゲート
矢作ダムのコンジットゲート
矢作ダムのコンジットゲート機側操作室
中央の青い軸は油圧シリンダーとなっており、ほとんどのダムのコンジットゲートは油圧式のスライドゲートまたはラジアルゲートが採用されている。また近年、引張ラジアルゲートが採用されるケースも増えてきている。
コメント