所在地:福岡県福岡市東区大字香椎字高道
取材日:2010年08月08日(日)
下流側の左岸より堤体を望む
長谷ダムは福岡市営の水道専用のダムで福岡市民の重要な水がめとなっています。
最初は「ハセダム」だと思っていたのですが「ナガタニダム」でした。同形異音語ダムは兵庫県になどにもあり、少々ややこしいです。実際現地で兵庫の長谷ダムと勘違いして揚水式の発電専用ダムだと思ってしまったぐらいです。
左岸にある定礎石
真夏に訪れましたがとにかく暑かった!定礎石も暑そう!?
左岸より天端を望む
天端は自動車の通行が可能となっています。何となく夜は走り屋さんがいそうな雰囲気・・・。
天端よりダム湖を望む
ダム湖は「三日月湖」と言いますが、「みかづきこ」ではなく「みかづきのうみ」が正解。
ダム湖が三日月の形なのかと思ったら、そうでもないので謎のダム湖名です。
ちなみに「みかづきこ」の場合、「蛇行する河川が長期の侵食などの影響により河道を変えた際、旧河道が取り残されて池や湖となったもの」(Wikipedia)と全く違うモノになってしまいます。
天端より管理施設を望む
無人の施設のようです。
天端より減勢工を望む
凸型の減勢工です。減勢工の左上とさらにその左上に貯水槽のようなものがありますが、なんでしょうね・・・。
天端より下流を望む
この先を進むと山陽新幹線と九州自動車道が見えます。
ダム湖側の右岸より堤体を望む
結構水位が高そうですねー。
左岸の遊歩道よりダム湖側の洪水吐を望む
左岸は徒歩のみでの通行が可能な遊歩道になっています。かなり暑い日にもかかわらず、何人か歩いていました。で、洪水吐を見るともうちょっとで放流しそうな水位!
左岸の遊歩道よりダム湖側の堤体を望む
でも上水道だけで十分に吐けてしまうんでしょうね・・・。
水圧鉄管?
このダムは集水面積が1.8km2と狭いため、下流の多々良取水場からポンプで揚水して貯留しているそうです。写真はおそらくそのための水圧鉄管だと思われます。
左岸の道路より堤体を望む
続いて下流を目指します。徒歩で・・・。
もう暑くて暑くて汗だくですが、2tロング車で来てるので歩くしかないのです!
下流の公園より堤体を望む
で、ようやく下流に到着。
いやぁ、暑かったです!
でも直下まで行けなくてこれが限界・・・。
そして再び徒歩で天端まで戻るのでした・・・。
ダム諸元
河川名 | 多々良川水系長谷川 |
目的 | 上水道用水 |
型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 53.8m |
堤頂長 | 159m |
堤体積 | 136,000m3 |
流域面積 | 94.8km2 |
湛水面積 | 33ha |
総貯水容量 | 4,920,000m3 |
有効貯水容量 | 4,850,000m3 |
ダム事業者 | 福岡市 |
本体施工者 | 飛島・三井・竹中・松本 |
着手年 | 1978年 |
竣工年 | 1993年 |
ダム湖名 | 三日月湖(みかづきのうみ) |
その他の設備/所感
天端レベル左岸に駐車スペースがあります。福岡インターから至近の距離にありますので、気軽に来れますね。
駐車場 | ○ |
トイレ | × |
公園 | ○ |
PR展示館 | × |
釣り | × |
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