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【速報】日本ダムアワード2016結果発表!

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「日本ダムアワード2016」がお台場から渋谷に移転した東京カルチャーカルチャーにて12月18日(日)に開催され、放流賞・低水管理賞・イベント賞・洪水調節賞・ダム大賞の各賞が発表された。

また、今回新たな試みとしてライトアップ賞が新設され、事前に会場外からネット投票する形式となった。

まずは各賞のノミネートを紹介しよう。

■放流賞

  1. 津軽ダム(青森県)
    クレストからの点検放流が行われた。
  2. 上椎葉ダム(宮崎県)
    椎葉村から点検によるクレスト放流を実施すると実施日2日前に突然告知された。
  3. 味噌川ダム(栃木県)
    管理開始20周年によるイベントとして放流が行われた。
  4. 二瀬ダム(埼玉県)
    点検放流として4門のクレスト放流が実施された。
  5. 高根第二ダム(岐阜県)
    9月25日に降雨による放流が行われた。
  6. 糠平ダム(北海道)
    台風11号の出水による放流
  7. 浅瀬石川ダム(青森県)
    イベントによる放流。
  8. 新豊根ダム(愛知)
    水位維持による放流。27年ぶり、運用より3回目のクレスト放流となった。

■低水管理賞

  1. 利根川上流8ダム(群馬県・埼玉県)
    近年稀に見る雪不足により渇水に。その対策を評価。
  2. 早明浦ダム(高知県)
    2次取水制限まで行われた。
  3. 羽鳥ダム(福島県)
    農業用のダムながら今年の渇水における苦労が紹介された。

■イベント賞

  1. 天ヶ瀬ダム(京都)
    国土交通省近畿地方整備局の有志と京都精華大学マンガ学部の産学協同イベント。観光資源化社会実験。ダム観光資源化の社会実験としてプロジェクションマッピングが実施された。
  2. 鹿野川ダム(愛媛県)
    トンネル洪水吐貫通見学会と洪水吐トンネルウォーキングイベントが開催。
  3. 丸山ダム(岐阜県)
    夏に行われた丸山ダム60周年記念イベント。湖水見学、ダム見学、大人の社会見学などを実施。
  4. 蓮ダム(三重県)
    蓮ダム25周年記念放流体感ツアーを開催。

■洪水調節賞

  1. 中筋川ダム(高知県)
    ゲートレスダム。平成28年9月20日に襲来した台風16号に対する活躍の紹介。
  2. 札内川ダム(北海道)
    ゲートレスダム。平成28年8月末に襲来した台風10号との戦いを紹介。
  3. 金山ダム(北海道)
    平成28年8月末に襲来した台風10号との戦いを紹介。
  4. 浅虫ダム(青森県)
    小規模なダムながら平成28年8月末に襲来した台風10号との戦いを紹介。

ライトアップ賞(Web投票)

  1. 浅瀬石川ダム(青森県)
    ライトアップやイベントを積極的に行ったダム。
  2. 浦山ダム(埼玉県)
  3. 大山ダム(大分県)
    震災復興の応援としてライトアップを実施。
  4. 月山ダム(山形県)
  5. 川俣ダム(栃木県)
    星空鑑賞会などと合わせて実施。
  6. 三国川ダム(新潟県)
  7. 下久保ダム(群馬県/埼玉県)
  8. 津軽ダム(青森県)
  9. 中筋川ダム(高知県)
  10. 二瀬ダム(埼玉県)
  11. 湯田ダム(貯砂ダム)(岩手県)
  12. 湯原ダム(岡山県)

■結果発表

ライトアップ賞(夜もっとも印象的に輝いたダムは!?):月山ダム(山形県)
堤体のデザインにマッチしたライティングが素晴らしかった。

放流賞(大雨ともっとも印象的な戦いをしたダムは!?):上椎葉ダム(宮崎県)
突然の告知にも関わらず、滅多に放流が見られないダムなだけに素晴らしかった。

低水管理賞(もっとも渇水に耐えた印象が強いダムは!?):羽鳥ダム(福島県)
アースダムで農業用のダムで初の受賞となった。

イベント賞(ダムファンが歓喜したイベントを開催したダムは!?):鹿野川ダム(愛媛県)
トンネルの貫通の瞬間が観られるなど、なかなかないイベントが高評価となった。

洪水調節賞(大雨と最も印象的な戦いをしたダムは!?):金山ダム(北海道)
南富良野町を守るために戦ったダムの姿が素晴らしかった。

2016ダム大賞(今年最も人々の記憶に残ったダムは!?):金山ダム(北海道)

今年の北海道は数度の台風に悩まされ、大きな被害が出てしまったが、それだけに活躍したダムの印象が深かったようだ。

各賞を受賞したダム(組織)には心からおめでとうを言いたい。また、ぜひこれらのダムに訪問して受賞を祝っていただきたい。

主催した萩原さん他、プレゼンターのみなさん、バックヤードの集計係のみなさん、選考委員会の方々、お疲れ様でした。ありがとうございました。

なお、これまでの受賞歴などは公式ホームページを参照されたい。
日本ダムアワード公式ホームページ

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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