愛知県が実施している三河山間地域の活性化のため都心部からの来訪を目的とした「山里の魅力創造発信事業」において、「愛知高原・奥三河オククルキャンペーン」としてダムめぐりバスツアーが2018年11月10日に開催されましたので、そのレポートをお送りしたいと思います。
実は開催の4日前に当サイトの存在を知ったご担当の方から連絡をいただき、急ごしらえの告知記事を書かせていただいたのですが、そのお礼にとご招待いただいたのでした。
ところがまさかこんな事になろうとは…!
集合場所の豊田市駅前ロータリー
豊田市駅に到着するとすでに観光バスが待機していました。続々と参加者の方々が現れ緊張する私。参加者は若い男女のカップルや女性グループでソロで参加するのは私だけだったのです😅
最初の目的地である矢作ダムに向けて出発進行!矢作川沿いの県道に入ったところで事件は起こりまりした。
担当さん「ここで特別ゲストのご紹介です!」
私(…げ、ゲスト!?)
という感じでアテンド役を仰せつかることに。まったくそのつもりがなかったので、当然何の準備もしていません。困った。どうしよう…。
ちなみに今回の参加者、いわゆるダム愛好家はいないようで、なんとなく興味があって参加したという感じでした。
矢作ダムに到着
心配していても予定は予定通りに消化されていきます。そしてツアー最初の目的地である矢作ダムに到着。管理所の前で職員さんにご挨拶。
管理所職員の方による概要解説
ここで動画も見た気がしますが、今後のアテンドのことで頭がいっぱいになり記憶にありません😓
矢作ダムでの見学の様子(監査廊)
続いて監査廊を通ります。皆さんダムの中は初めてのようで、興味津々でした。壁をちょんちょんされてる方もいますね。(お一人だけ仕事でダムに行ったことがあるという方でした)
矢作ダムでの見学の様子(キャットウォークから)
この部分、いつもキャットウォークと言っていいのか悩みますが、便宜上キャットウォークで話を進めます。監査廊を抜けて外に出ると、一同感嘆の声をあげます。これでもう皆さんダムの虜になったはずです。
昼食会場のホテル岡田屋
矢作ダムでの見学が終わり、昼食会場のホテル岡田屋さんへ。残念ながらダムカレーではありません。ここは要改善ですね。あと「ダムめぐりツアーご一行様」の看板がグッときます。
昼食会場に掲示された横断幕
昼食会場にはこんな横断幕が掲示されていました。
昼食後はお土産を購入してもらうために道の駅どんぐりの里いなぶに立ち寄りました。地元にお金を落としてこそのバスツアー。皆さん色々とお土産を買われたようです。
黒田ダムでの解説の様子
次の目的地黒田ダムです。中電さんがいるわけではありませんので、ここでの解説は私が引き受けます。
黒田ダム見学のポイントや、最初に見た矢作ダムの湖を下池として黒田ダムの湖を上池とした揚水発電を行なっていること、そもそも揚水発電がなんなのか、中池として富永調整池があって国内でも珍しい二段式揚水発電であること、近くに見える白い塔はサージタンクであることやその役割などなど、質疑応答を交えながらなんとか解説をこなします。
時期的に紅葉シーズンということもあり、樹々がすっかり色づいていました。
黒田ダム自体、私は久しぶりの訪問だったのですが、いつも訪問するときは閑散として誰もいないイメージだったのに、次から次へと入れ違いに見学者が来ていたことに驚きました。ダムの裾野が広がったことを確信した瞬間でした。
羽布ダムでの見学の様子
そして最後の目的地である羽布ダムに到着です。ここも随分と久しぶりの訪問です。
皆さんちゃんと天端も渡りきったり、思い思いに写真を撮ったりしていました。カメラは愛好家のような一眼レフカメラではなく、スマホだったりコンデジだったりといつもの見学会とは異なりますね。
そして出発地だった豊田市駅に戻り解散となりました。
今回まさかのアテンド役を務めさせていただいたわけですが、根っからのダム愛好家が訪れる見学会とはまったく異なる層で、解説する私も色々と勉強になりました。
分かりやすい解説を心がけたつもりですが、何せなんの準備もしていないので、後から「ああ言えばよかった」「こうすれば良かった」という点も多かったかと思います。でも皆さんの表情を見る限りは大変満足されていたように思います。
担当の方もぜひまた開催したいと意気込んでいましたので、きっとまたダムめぐりバスツアーが開催されるんじゃないかと私も期待しています。
今回の既設のダム以外にも、奥三河には新豊根ダム・宇連ダム・大島ダムをはじめ、近い将来には設楽ダムも建設され、今後より活気づくのではないかと思っています。
そうした意味においても今後さらなるバスツアーの開催に期待したいですね。
コメント