カ行洪水吐 洪水吐とは、ダム湖の水を下流に流すためのゲート設備の事。流入部・導流部・減勢工を総称して洪水吐と呼ぶ。また洪水吐には「常用洪水吐」と「非常用洪水吐」の2種類がある。一時期ネットで流行したいわゆる「ダム穴」はダム湖内に立坑を設置し、その呑口が朝顔のように見えるためモーニンググローリー型洪水吐や朝顔型洪水吐とも呼ばれるが、立坑型洪水吐(タテコウガタコウズイバキ)が正式名である。 2009.10.07カ行ダム入門ダム用語
カ行洪水調節容量 洪水調節容量とは、常時満水位からサーチャージ水位までの容量を示す。その容量の範囲内で洪水を調節する。特に洪水期には水位を洪水期制限水位まで下げてダムに流入する水量を確保する。なお、この洪水調節容量が設定されていないダムは洪水調節の機能はない。 2009.10.07カ行ダム入門ダム用語
カ行洪水期 梅雨の時期や台風の時期(主に6~10月)など、降水量が多い時期の事を指す。そのため、洪水期の直前はダム湖の水位を低くして洪水に備える。ダムによっては時期が細かく設定されている。例えば富山の室牧ダムは6/21~9/30、阿武隈川水系の直轄ダムは6/11から10/10、雨の多い三重県の蓮ダムは6/16~10/31、宮城県の大倉ダムは7/1~9/30など。 2009.10.04カ行ダム入門ダム用語
カ行洪水 洪水とは、河川の水位や水量が著しく多い事を示す。水量が増える要因としては、大雨や融雪がある。また、上流からダム湖への流量がいつもより多い場合の事を指すため、氾濫していなくても洪水となる。なお、天気予報の場合、河川の水位計が警戒水位を超えたときに洪水と呼ばれ、洪水注意報が発表される基準となる。 2009.10.03カ行ダム入門ダム用語
カ行原石山 原石山とは、ダムを建設する為に必要な資材を採取する山。主にコンクリートの原料となる骨材や、ロックフィルダムにおける盛立材を採取する。堤体の近くの山から採取されるが、ダムによっては意外と遠いところに設けられる事もある。運搬にはケーブルクレーンや46tなど超大型のダンプトラックによって運搬される。 2009.10.03カ行ダム入門ダム用語
福島県のダム0505-大鳥ダム/おおとりだむ 奥只見ダムの下流に位置し、電源開発所有の発電専用ダム。一般者立入禁止。電源開発様のマイクロバスに揺られ、やってきました大鳥ダム。またしても前もって予習もしてこなかったもんだから、詳細がわからないまま見学です。発電所の建屋で堤体全体が見えませんが、どっしりと構えたその姿は重力式アーチならではですね。堤体の右岸から垂れ下がるようにして見える白い物体は発電用の水圧鉄管です。/ 重力式アーチダム / 83m 2009.09.28福島県のダム
カ行減勢工 減勢工とは、洪水吐から流れ出る水のエネルギーはかなり大きなものとなるため、水の落下地点が削れてしまう恐れがあり、それを防ぐ役割を担う構造物。文字通り勢いを減らす構造物である。減勢工には複数の種類があり、ダムの型式や地質、周辺環境などにより選定されている。 2009.09.24カ行ダム入門ダム用語
カ行計画高水流量 計画高水流量とは、基本高水流量に対しダム建設後、ダムで洪水を調節した際の河川流量のことを示す。つまり、基本高水流量からダムなどの洪水調節施設での洪水調節量を差し引いた流量が計画高水流量となる。計画高水流量を河道断面図として表示させた水位を計画高水位という。 2009.09.23カ行ダム入門ダム用語
カ行計画堆砂容量 計画堆砂容量とは、ダム湖に100年間に流入してくると仮定した土砂の容量。山岳が多いわが国では、中でも中央構造線の影響や地震などの地殻変動による影響で、計画を上回る土砂がダム湖に流入する事もある。特に天竜川水系では堆砂問題が特に深刻である。 2009.09.22カ行ダム入門ダム用語
カ行クレストゲート クレストゲートとは、主に非常用洪水吐として洪水調節用に用いられ、ダム天端からの越流を防ぐため、ダムの堤頂部に設置されているゲートの事。「クレスト(crest)」とは英語で「頂上」という意味である事から、「頂上にあるゲート」すなわち「クレストゲート」となる。 2009.09.22カ行ダム入門ダム用語
カ行キャットウォーク キャットウォークとは、主としてコンクリートダムなどで見られ、堤体壁面の下流側に設置される細い通路の事で、ダムの工事段階では作業用に、完成後は点検などに使用される。特にアーチダムで見られる。監査廊同様、一般者は立入が禁じられているが、各種イベントや特別に許可が下りた場合にのみ通行ができる事もある。 2009.09.21カ行ダム入門ダム用語
カ行ケーブルクレーン ケーブルクレーンとは、ダム工事の際に使われる資材運搬やコンクリートを打設するためのクレーンの事。骨材プラントからダムの堤体まで運ぶので、大抵ダムをまたいでケーブルが張られている。ケーブルクレーン自体はダム特有のものではないが、ダム工事に伴うものは一般的には大型になり、ダム完成後もクレーンの基礎だけが残っている事がある。 2009.09.21カ行ダム入門ダム用語
カ行逆調整池 逆調整池とは、昼間に流量が増え、夜間には流量が少なくなってしまうような大規模な水力発電所に存在する。発電所の下流にもダムを造って貯水したものを「逆調整池」と呼び、ある一定の量を放流する事で、下流の流量を調節する。規模によっては逆調整池の役割を持つダムや堰堤が存在する。 2009.09.20カ行ダム入門ダム用語
カ行基本高水流量 基本高水流量とは、ダム建設前の河川の状態で、100年に1度(あるいは200年に1度)起こるであろう洪水発生時の河川流量(1/100確率流量)の事を言う。「高水」を「こうずい」と間違えて読まないように「たかみず」と呼ぶ。この流量の最大値が治水計画の基本となる。グラフ化する際には時間を横軸、流量を縦軸とした「ハイドログラフ」と呼ばれるグラフが作成される。 2009.09.19カ行ダム入門ダム用語
カ行基礎地盤 基礎地盤とは、ダムの重量を支えるための地盤の事。ダムによっては、かなり深いところが基礎地盤になっている。ダムの高さを表す堤高はこの基礎地盤から堤頂部までを計測した高さとなる。したがって、ダムによっては堤高の数値より実際には低く見えることもある。 2009.09.16カ行ダム入門ダム用語
カ行監査廊 監査廊とはダム堤体内の損傷箇所をチェックするための通路。通常は関係者以外立ち入り禁止。許可がもらえれば特別に見学させてもらう事もできる。ただし「地域に開かれたダム」に指定されている場合、見学コースになっていたりするが、本来の監査廊とは別の通路である事がほとんどである。 2009.09.15カ行ダム入門ダム用語
カ行仮排水トンネル 仮排水トンネルとは、ダム建設時にダムサイトの上流部から下流部にかけてトンネルを掘って、川を堰き止める事により溢れる上流の水を下流に流す迂回トンネルのようなもの。仮排水路のひとつ。溢流防止、下流を水なし河川にしない事、建設現場の乾燥のために建設される。 2009.09.14カ行ダム入門ダム用語
カ行河川法 河川法とは、日本国内において洪水などの災害発生の防止と正常機能の維持や整備、保全、河川の適正利用を目的として昭和39年に制定された現行の行政法。河川の定義、分類、河川に関する管理設備などの定義などがこの法によって定められている。 2009.09.13カ行ダム入門ダム用語
ア行オリフィスゲート オリフィスゲートとは、常時満水位より水深25m未満の場所に設置された放流ゲートで、主に洪水調節としてダム湖の水位や下流に流れる水の量を調節する。常用の洪水吐として用いられる事もある。ゲートの位置としては、堤体を下流側から見た場合、堤体の中間付近または中間よりもやや上付近にあることが多く見られる。 2009.09.13ア行ダム入門ダム用語