取材日:2015/04/02(木)
確かこの日は家族旅行で長野県の喬木町でいちご狩りをし、上田駅でこの年に新しく金沢駅まで開通した北陸新幹線を見て、白樺湖の池の平ホテルに泊まり、翌日はチロルの森で遊んで、その後立ち寄らせてもらったのがみどり湖になります。
みどり湖というと愛知県にある新豊根ダムの貯水池名も同名です。
長野自動車道のパーキングエリアの名称の由来になったダムでもあり、「みどり湖」という団地が誕生し、さらに地名にもなったダムでもあります。
まずは天端周辺から
冬がようやく終わったばかりという季節でしたが、ちょっと寂しさがある雰囲気でした。みどり湖の上流には1932年(昭和7年)に完成した田川浦溜池(たがわうらためいけ)または田川浦湖(たがわうらこ)と呼ばれるため池がありますが、それでも水が足りないということから、このみどり湖が戦後になって計画・建設されました。建設当初は向坂溜池(むこうざかためいけ)という名称だったようです。

天端は自動車の通行が可能です。

天端へ
1958年(昭和33年)には公募により向坂溜池がみどり湖と名称を変更します。それは夏にボート遊びが出来るようになったり、冬にはスケートリンクになるなど、観光地化していったためさらなる観光地化を目指して地元観光協会がダム湖名を公募したそうです。確かに「向坂溜池」よりは「みどり湖」の方がレジャー感が増す気がします。
現在は公園や遊歩道が整備されていますが、ボートは見当たりません。近隣には田川浦温泉やグランピング施設などがあります。
写真手前の堤体近くに浮かんでいるものはビオトープ(の残骸?)でしょうか。

下流側は至って普通のアースダム。草刈りも丁寧に行われているように感じます。

右岸へ
ストリートビューを確認すると、現在は橋の欄干が白色のガードレールの上部に手すりが付属したようなタイプに改修されたようです。また、ストビューでは橋そのものがきれいなコンクリートでしたので、橋自体を架け替えたのかもしれません。

余水吐の周辺も改修されているようです。コンクリートが打設し直され、かなり綺麗になったようです。

下流側も現在では堅固なものに改修され、かなり安心感が増したように思います。

堤体の下流側へ
何ということはない至ってスタンダードなアースダムの下流面。左側のフェンスは取水口の出口からの水路になります。当時取水口を確認していませんでしたが、上流側の余水吐の奥にあるようです。

さらに堤体に近づくと水利使用標識が建てられていました。「八幡林頭首工」というのがピンと来ませんでした。ググっても出てこなくて、まさにこの地にあるのだと思うのですが…謎です。

これが八幡林頭首工なのか…?上流にある取水口からは堤体の真ん中の真下を通ってここに出てくるようです。ここで分水されるようです。

もしかしたらこの辺りも今では綺麗に整備されているのかもしれません。

角落しからオーバーフローした水が流れて、その先で田川として流れていました。

パーキングエリアの名称になり、団地になり、地名にもなるという影響が大きかったダムですが、ぼくが行った当時はひっそりとして、あまり目立たない存在のみどり湖でした。
みどり湖諸元
| 所在地 | 長野県塩尻市金井 |
| 河川名 | 信濃川水系田川 |
| 目的 | A(かんがい用水) |
| 型式 | E(アースダム) |
| 堤高 | 22m |
| 堤頂長 | 96m |
| 堤体積 | 65,000㎥ |
| 流域面積 | 4km2 |
| 湛水面積 | 6ha |
| 総貯水容量 | 223,000㎥ |
| 有効貯水容量 | 223,000㎥ |
| ダム事業者 | 塩尻市 |
| 本体施工者 | ダム事業者直営 |
| 着手年 | ―年 |
| 竣工年 | 1948年 |
| ダム湖名 | みどり湖(みどりこ) |
その他の設備/所感
| 駐車場 | ○ |
| トイレ | ○ |
| 公園 | ○ |
| PR展示館 | × |
| 釣り | ○(禁漁区を除く) |
| 展望台 | × |








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