三重県のダム

1320-片田ダム(かただだむ)

4.0
1320-片田ダム(かただだむ)三重県のダム
この記事は約5分で読めます。

取材日:2014/06/08(日)

三重県にモコモコのダムがあるというので津市にある片田ダムまでやってきました。実は同じ年の5月31日に訪問しているのですが、その日は入ることが叶わず翌週に再訪することになりました。三重で有名な焼肉店一升びんでお昼ごはんを食べて到着したのは15時になる少し前というゆっくりペース。

1週間前に来たものの…

時刻は17時30分頃。16時30分で閉館するようですが土曜日自体が休館日になっていました。この日は津市の御殿場海岸で潮干狩りをした帰りだったので仕方がありません。

1週間前に来たものの…
1週間前に来たものの…

開いた正門

片田ダムは津市水道資料館や親水公園が併設されており、学校の社会見学にもよく利用されるようです。

開いた正門
開いた正門

堤体下流面を見る

さっそく堤体を見学します。これこれこのモコモコ。ちょっと時期が遅いのですが、このモコモコはサツキでピーク時にはキレイなピンクに染まるようです。しかし残念ながら立ち入りが禁止されています。

堤体下流面を見る
堤体下流面を見る

フェンス越しに堤体下流面を見る

ぜひサツキが満開の頃に訪問したいところですが、左岸側は結構咲き残ってますね。日の当たる時間が長いからでしょうか。

フェンス越しに堤体下流面を見る
フェンス越しに堤体下流面を見る

フェンス越しに堤体下流面の左岸方向を見る

堤体下流面にサツキが植えられたダムは他に類を見ません。しかし堤体にこれ以上近づけないのはちょっと残念。津市民のいのちの水を守るためなので仕方がありません。

フェンス越しに堤体下流面の左岸方向を見る
フェンス越しに堤体下流面の左岸方向を見る

フェンスの辺りから下流の広場を見る

下流はキレイに整備されています。芝生もきっちり管理されているのが分かります。

フェンスの辺りから下流の広場を見る
フェンスの辺りから下流の広場を見る

資料館(旧管理事務所)

この大正ロマンあふれる木造建築は水道が敷設された大正15年(1926)10月に建築され、昭和63年12月まで管理事務所として使われていたものを資料館として復元・保存している建物だそうです。堤体自体は大正10年(1921)に建設に着手され、昭和4年(1929)の竣工していますので建設中に建てられたものだということが分かります。

資料館(旧管理事務所)
資料館(旧管理事務所)

三雲浄水場と高茶屋浄水場の図解

三雲浄水場と高茶屋浄水場の図解パネルが掲示されていました。手書きの歴史を感じさせるパネルです。

三雲浄水場と高茶屋浄水場の図解
三雲浄水場と高茶屋浄水場の図解

水質検査機材

水道水はおいしい水であることも大切ですが、何より重要なのは衛生面において安心安全であることです。こうした検査が古くから行われてきたことも私たち日本人の寿命を伸ばしてきた要因の一つなんだと思います。

蛇口をひねればタダ同然で手に入る水ですが、こうした地道な管理によって安心して水を飲むことができるのは感謝しかありません。

水質検査機材
水質検査機材

昔のポンプ

昭和23年から50年まで高茶屋浄水場で使われていたポンプだそうで、もともと海軍工廠で使われていたものを払い下げを受けて設置されたものそうです。

昔のポンプ
昔のポンプ

片田ダムや水道の建設記録写真

中にはとても貴重な写真パネルも展示されています。木材で組まれているのは足場なのか型枠なのか不明ですがどんな方法で築堤されたのか興味深いですね。

片田ダムや水道の建設記録写真
片田ダムや水道の建設記録写真

貴重な写真の数々

とても興味深い取水塔などの貴重な写真が多数掲示されています。

貴重な写真の数々
貴重な写真の数々

津市水道資料館

続いて津市水道資料館を見学します。こちらもパネルや体験コーナーなどの展示物がたくさんありました。当時子どもを連れていきましたがクイズゲームで楽しんでいましたね。

津市水道資料館
津市水道資料館

まさかの天端に!

資料館で家族で遊んでいると、ぼくの車のナンバーを見た職員の方の奥様?が、わざわざ県外から来たんだから天端を見せたらどうかと職員であるご主人?に伝えたのがきっかけで、天端まで案内していただけることになりました。

まさかの天端に!
まさかの天端に!

天端より右岸方向を見る

本当に綺麗に整備された堤体で、芝が見事に刈り揃えられていました。貯水池側は保安上の理由から撮影が禁じられていましたので撮っていませんが、資料館にあったパネルなどで想像を巡らせていただければと思います。(上水道用のダムではよくある話です)

目に焼き付けるしか方法がないのがちょっと残念ですが、取水塔はとてもかわいらしく取水塔まで渡るためのトラス橋も歴史を感じさせて実に味わい深かったです。(ただググればなぜかたくさん上流面の写真が出てくるので、気になる方はググってみてください)

天端より右岸方向を見る
天端より右岸方向を見る

旧管理所の資料館と堤体を見る

堤体をひとしきり見学した後、下流側から改めて振り返ります。職員の方は各地のダムを巡っているダム愛好家の存在を知っているようで、何人も天端まで案内されているようでした。それもぼくが知っている人たちがいたのは驚きでした。

旧管理所の資料館と堤体を見る
旧管理所の資料館と堤体を見る

敷地の外から堤体下流面を見る

資料館は子ども向けの展示物などもありますので、子連れでも十分楽しめると思います。サツキは例年5月下旬から6月上旬が見頃となりますので、ぜひそのタイミングで見学してみてはどうでしょうか。

堤体のサツキによってピンクに染まり、大切にそしてとてもキレイに管理された片田ダムでした。

敷地の外から堤体下流面を見る
敷地の外から堤体下流面を見る

片田ダム諸元

所在地三重県津市片田薬王寺町
河川名雲出川水系長野川
目的W(上水道用水)
型式E(アースダム)
堤高26.6m
堤頂長131.6m
堤体積194,000㎥
流域面積29.5km2(直接:0.5km2、間接:29km2)
湛水面積― ha
総貯水容量1,478,000㎥
有効貯水容量1,293,000㎥
ダム事業者津市
本体施工者ダム事業者直営
着手年1921年
竣工年1929年
ダム湖名

その他の設備/所感

駐車場
トイレ
公園
PR展示館
釣り×
展望台×

片田ダム周辺の地図

片田ダム周辺の天気

片田ダムに近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

ダムペディアをフォローする
ダムペディア :: dampedia

コメント

タイトルとURLをコピーしました