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鉱滓ダム

読み方 : こうさいだむ別名 : 鉱山こうざんダム・鉱滓堆積場こうさいたいせきじょう・テーリングダム英語: Tailings dam 鉱滓ダムとは鉱山で選鉱せんこうしたり製錬せいれんする際に発生する鉱滓(スラグ)を重金属じゅうきんぞくなどの...
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コンバインダム

読み方 : コンバインダム 別名 : 複合ダム コンバインダムとは、コンクリートダムとフィルダムの両方を設置したダムの事。ダムを設置する河川の地盤地質の違う両岸で、大抵地盤の固い岸はコンクリートダムを設置し、地盤の緩い岸はフィルダムを設置さ...
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コンジットゲート

洪水の調節や下流への放流用に設置する管の事。ダムの底部にある穴を総称してコンジットと呼ぶ事がある。本来のコンジット(conduit)の意は「導管」であり、堤体中を貫通して設けられる事からこう呼ばれる。またコンジットにはゲートが設けられ、これをコンジットゲートと呼ぶ。コンジットゲートは比較的通常の放流時に常用洪水吐として使用される。
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骨材

骨材とは、ダムを建設するためコンクリートの原料となるもの。骨材には砂、砕砂、砂利、砕石が主に用いられる。また骨材には、10mmのふるいを全部通り、5mmのふるいを重量で85%以上通過したものを細骨材、5mmのふるいに重量で85%以上とどまるものを粗骨材として区別されている。
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洪水容量

洪水容量とは、常時満水位もしくは洪水期制限水位からサーチャージ水位までの容量をいう。
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洪水吐

洪水吐とは、ダム湖の水を下流に流すためのゲート設備の事。流入部・導流部・減勢工を総称して洪水吐と呼ぶ。また洪水吐には「常用洪水吐」と「非常用洪水吐」の2種類がある。一時期ネットで流行したいわゆる「ダム穴」はダム湖内に立坑を設置し、その呑口が朝顔のように見えるためモーニンググローリー型洪水吐や朝顔型洪水吐とも呼ばれるが、立坑型洪水吐(タテコウガタコウズイバキ)が正式名である。
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洪水調節容量

洪水調節容量とは、常時満水位からサーチャージ水位までの容量を示す。その容量の範囲内で洪水を調節する。特に洪水期には水位を洪水期制限水位まで下げてダムに流入する水量を確保する。なお、この洪水調節容量が設定されていないダムは洪水調節の機能はない。
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洪水期制限水位

洪水期制限水位とは、治水が目的のダムで設けられている水位の事で、洪水期において常時満水位よりも水位を下げて洪水を防ぐ水位の事。
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洪水期

梅雨の時期や台風の時期(主に6~10月)など、降水量が多い時期の事を指す。そのため、洪水期の直前はダム湖の水位を低くして洪水に備える。ダムによっては時期が細かく設定されている。例えば富山の室牧ダムは6/21~9/30、阿武隈川水系の直轄ダムは6/11から10/10、雨の多い三重県の蓮ダムは6/16~10/31、宮城県の大倉ダムは7/1~9/30など。
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洪水

洪水とは、河川の水位や水量が著しく多い事を示す。水量が増える要因としては、大雨や融雪がある。また、上流からダム湖への流量がいつもより多い場合の事を指すため、氾濫していなくても洪水となる。なお、天気予報の場合、河川の水位計が警戒水位を超えたときに洪水と呼ばれ、洪水注意報が発表される基準となる。
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原石山

原石山とは、ダムを建設する為に必要な資材を採取する山。主にコンクリートの原料となる骨材や、ロックフィルダムにおける盛立材を採取する。堤体の近くの山から採取されるが、ダムによっては意外と遠いところに設けられる事もある。運搬にはケーブルクレーンや46tなど超大型のダンプトラックによって運搬される。
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減勢工

減勢工とは、洪水吐から流れ出る水のエネルギーはかなり大きなものとなるため、水の落下地点が削れてしまう恐れがあり、それを防ぐ役割を担う構造物。文字通り勢いを減らす構造物である。減勢工には複数の種類があり、ダムの型式や地質、周辺環境などにより選定されている。
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計画高水流量

計画高水流量とは、基本高水流量に対しダム建設後、ダムで洪水を調節した際の河川流量のことを示す。つまり、基本高水流量からダムなどの洪水調節施設での洪水調節量を差し引いた流量が計画高水流量となる。計画高水流量を河道断面図として表示させた水位を計画高水位という。
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計画堆砂容量

計画堆砂容量とは、ダム湖に100年間に流入してくると仮定した土砂の容量。山岳が多いわが国では、中でも中央構造線の影響や地震などの地殻変動による影響で、計画を上回る土砂がダム湖に流入する事もある。特に天竜川水系では堆砂問題が特に深刻である。
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クレストゲート

クレストゲートとは、主に非常用洪水吐として洪水調節用に用いられ、ダム天端からの越流を防ぐため、ダムの堤頂部に設置されているゲートの事。「クレスト(crest)」とは英語で「頂上」という意味である事から、「頂上にあるゲート」すなわち「クレストゲート」となる。
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キャットウォーク

キャットウォークとは、主としてコンクリートダムなどで見られ、堤体壁面の下流側に設置される細い通路の事で、ダムの工事段階では作業用に、完成後は点検などに使用される。特にアーチダムで見られる。監査廊同様、一般者は立入が禁じられているが、各種イベントや特別に許可が下りた場合にのみ通行ができる事もある。
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ケーブルクレーン

ケーブルクレーンとは、ダム工事の際に使われる資材運搬やコンクリートを打設するためのクレーンの事。骨材プラントからダムの堤体まで運ぶので、大抵ダムをまたいでケーブルが張られている。ケーブルクレーン自体はダム特有のものではないが、ダム工事に伴うものは一般的には大型になり、ダム完成後もクレーンの基礎だけが残っている事がある。
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逆調整池

逆調整池とは、昼間に流量が増え、夜間には流量が少なくなってしまうような大規模な水力発電所に存在する。発電所の下流にもダムを造って貯水したものを「逆調整池」と呼び、ある一定の量を放流する事で、下流の流量を調節する。規模によっては逆調整池の役割を持つダムや堰堤が存在する。
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基本高水流量

基本高水流量とは、ダム建設前の河川の状態で、100年に1度(あるいは200年に1度)起こるであろう洪水発生時の河川流量(1/100確率流量)の事を言う。「高水」を「こうずい」と間違えて読まないように「たかみず」と呼ぶ。この流量の最大値が治水計画の基本となる。グラフ化する際には時間を横軸、流量を縦軸とした「ハイドログラフ」と呼ばれるグラフが作成される。
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基礎地盤

基礎地盤とは、ダムの重量を支えるための地盤の事。ダムによっては、かなり深いところが基礎地盤になっている。ダムの高さを表す堤高はこの基礎地盤から堤頂部までを計測した高さとなる。したがって、ダムによっては堤高の数値より実際には低く見えることもある。
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