兵庫県のダム

1493-鍔市ダム(つばいちだむ)

3.0
1493-鍔市ダム(つばいちだむ)兵庫県のダム
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取材日:2014/04/20(日)

この日は日吉ダムにて日本ダム協会によるフォトコンテストの授賞式があるということで、そちらに参加するため時間まで近隣のダムを巡ることにしました。また、約3ヶ月ぶりに丹波篠山を訪れることになりました。

左岸より堤体上流面を見る

右岸の道路がちょっと狭いと感じたので、天端を渡って左岸に車を停めました。そのためまずは左岸からのアプローチになります。

左岸より堤体上流面を見る
左岸より堤体上流面を見る

左岸より天端を見る

貯水池は1周することが出来るため天端も自動車の通行が可能です。余盛りをしっかりと感じさせる天端です。

左岸より天端を見る
左岸より天端を見る

左岸より堤体下流面を見る

鍔市ダムはご覧の通りのアースダムですが、この日は堤体法面の草がきれいに刈られていました。

左岸より堤体下流面を見る
左岸より堤体下流面を見る

天端より貯水池を見る

上流に民家もないためきれいな貯水池でとても静寂が保たれています。

天端より貯水池を見る
天端より貯水池を見る

天端より余水吐を見る

余水吐はアースダムによくある側水路式です。奥に見えるのは斜樋式の取水設備です。

天端より余水吐を見る
天端より余水吐を見る

右岸の石碑

浮寝鳥
 ツバ市ダムの
  今朝の春

「兵庫県議会議員 植田八郎謹書」とありますが、建設当時植田八郎氏は篠山川沿岸土地改良区の理事長で、さらには灘酒造の創業者であり社長さんだった方でもあるようですね。いずれにしても兵庫県にゆかりのある方のようです。

右岸の石碑
右岸の石碑

余水吐上の橋より上流側の余水吐を見る

越流堤の上に流木が乗っているということは越流することもあるということですね。

余水吐上の橋より上流側の余水吐を見る
余水吐上の橋より上流側の余水吐を見る

余水吐上の橋より下流を見る

導流部は左に曲がっているためシュート部から先が見えません。どうなってるのかちょっと気になります。

余水吐上の橋より下流を見る
余水吐上の橋より下流を見る

右岸より堤体下流面を見る

ホントきれいな堤体です。国土地理院地図や航空写真等を見るとどうも下流直下までの道があるようです。ただアスファルト舗装されていない荒れた道のようで行くには覚悟が必要そうです。

右岸より堤体下流面を見る
右岸より堤体下流面を見る

鍔市ダムの概要看板

農業用のダムにしてはかなり立派な看板です。ちなみに所在地の「火打岩」は「ヒウチイワ」ではなく「ヒウチワン」と読むそうです。地名も読み方も珍しいですが、そうした岩があるんでしょうか。

鍔市ダムの概要看板
鍔市ダムの概要看板

斜樋式取水設備操作室

中には機側装置やバルブがありました。

斜樋式取水設備操作室
斜樋式取水設備操作室

天端より斜樋式取水設備を見る

上の写真の建屋から5本の斜樋が伸びているのが分かります。

天端より斜樋式取水設備を見る
天端より斜樋式取水設備を見る

上流側より余水吐を見る

余水吐は色んな角度から見ることができます。

上流側より余水吐を見る
上流側より余水吐を見る

右岸より堤体上流面を見る

上流面もとてもきれいでしっかりと捉えることができます。

右岸より堤体上流面を見る
右岸より堤体上流面を見る

右岸より天端を見る

天端もきれいに整備されています。橋のガードレールはともかく天端のフェンスのデザインも現地に馴染んでいるのも良いですね。

右岸より天端を見る
右岸より天端を見る

鍔市ダムの貯水池にはヘラブナが放流されているそうで、釣りスポットとして近隣では有名なようです。写真左にある看板は管理する鍔市太郎漁業組合によるもので、

  • ボート・フロータ・遊泳禁止
  • 入漁証必要
  • フナ、鯉の持ち出し厳禁
  • 外来魚の再放流禁止

といったことが書かれていました。

右岸上流にある石碑

右岸上流、取水設備の裏にある石碑です。「岳水潤美田」とは当時の兵庫県知事坂井時忠によるものです。「山の水は田んぼを美しく潤わす」という意味なのでしょう。

右岸上流にある石碑
右岸上流にある石碑

石碑の下には鍔市ダム建設の概要が記されていました。

鍔市ダムは、満水面積9.1ヘクタール、貯水量107万トンの農業用ダムでありますが、このダムは、篠山川沿岸土地改良区理事長植田八郎、篠山町長小谷祐通、両氏のご努力と、総代畑琢郎氏をはじめとする地元火打岩部落のご理解により、昭和44年6月着工し、2年6箇月の歳月と総工費4億8千5百万円を要して、昭和46年11月竣工しました。

県営鍔市地区ほ場整備事業は、火打岩、奥畑、瀬利、菅、今谷、畑宮、大渕、大上、和田、般若寺、新荘、野間、東澤田、大熊、北澤田、前澤田、黒岡、寺内、佐倉、熊谷、郡家、春日江、倉谷、泉、佐貫谷、の25部落、総面積496ヘクタールのほ場整備を鍔位置水系協議会長青木喜知二氏の尽力と各部落の連帯と協力により、昭和46年10月着工、総工費24億円を要し、昭和57年3月竣工したものであります。

昭和57年6月
篠山町長 藤井正一

現地銘板より

この銘板にあるように地元の方々の尽力によって整備され、多くのヘラ師に愛される鍔市ダムでした。

鍔市ダム諸元

所在地兵庫県丹波篠山市火打岩
河川名加古川水系鍔市川
目的A(かんがい用水)
型式E(アースダム)
堤高34.5m
堤頂長128.9m
堤体積175,000㎥
流域面積2.7km2
湛水面積9ha
総貯水容量1,070,000㎥
有効貯水容量974,000㎥
ダム事業者兵庫県
本体施工者大豊建設
着手年1969年
竣工年1971年
ダム湖名

その他の設備/所感

駐車場は路肩などに止めることになると思います。トイレは貯水池上流端に位置する鍔市自然公園内にあります。

駐車場
トイレ
公園
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釣り

鍔市ダム周辺の地図

鍔市ダム周辺の天気

鍔市ダムに近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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