兵庫県のダム

3045-三宝ダム(みたからだむ)

3.5
3045-三宝ダム(みたからだむ)兵庫県のダム
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取材日:2014/04/20(日)

三宝ダムがある三井庄(ミノショウ)地区にはもともとその地名のように「3つの井戸」があり、住民にとっては命を育むための宝であったそうです。そこで三宝ダムも同様に宝にしたいとの願いを込めて、その名が付けられたそうです。

また、山間部・半島部・島嶼部などのごく限られた地域での治水や利水を目的として昭和63年(1988)に生活貯水池ダムの制度が導入されましたが、三宝ダムは本邦初となる生活貯水池ダムとなるそうです。通常のダムよりも規模が小さく受益者も超ローカルなエリアに限定されます。

近年ではリムトンネルに日本酒を貯蔵して熟成させるダム貯蔵酒にも力を入れており、地元の新たな名産品として注目を浴びているようです。

三宝(みたから)ダム管理トンネルへの日本酒等の蔵入れ

堤体下流面を見る

ちょうど代掻きの時期だったため下流の田圃は水が張られていました。多少標高が高いからか桜の花も少し残っているという時期でした。それにしても堤高が低く横長の堤体です。下流に公園があるのもいいですね

堤体下流面を見る
堤体下流面を見る

下流の公園より堤体下流面を見る

すっかり葉桜ですが満開の時期に来ても良さそうですね。ちなみにこの日は草刈りで農家の人がたくさん集まっていたのと、消防団と思しき方々が訓練していたりと賑やかな三宝ダムでした。

下流の公園より堤体下流面を見る
下流の公園より堤体下流面を見る

副ダムの下流より堤体下流面を見る

下流は親水公園になっていて、副ダムから下は水遊びができるようになっています。ただ放流量が少なく地中に染み込んでしまうのか、この日は水は貯まっていませんでした。

副ダムの下流より堤体下流面を見る
副ダムの下流より堤体下流面を見る

下流から減勢工を見る

フェンスなどもなくかなりカジュアルに入ることができる減勢工です。オリフィスがクレストゲート中央ではなく横についているのは栗柄ダムに似ています。オリフィスの位置が左右で違うものの、栗柄ダムは三宝ダムを意識して設計されているように思います。

下流から減勢工を見る
下流から減勢工を見る

左岸より下流の親水公園を見る

副ダムの直下で右岸から左岸に渡ることができるようにもなっていてとてもフリーダム。ダムだけに。

左岸より下流の親水公園を見る
左岸より下流の親水公園を見る

左岸のフーチングより堤体下流面を見る

珍しくフーチングも歩けるようになっています。三宝ダムの堤高は35.1mとそれほど高いものでもないため、比較的容易に登れますが色んなアングルで楽しめるのは良いですね。

左岸のフーチングより堤体下流面を見る
左岸のフーチングより堤体下流面を見る

左岸より天端を見る

フーチングを登って天端までやってきました。車止めがありますので天端は自動車の通行はできませんが、小さな貯水池なので徒歩でも車でも湖岸道路を1周して対岸まで容易に移動することが可能です。

左岸より天端を見る
左岸より天端を見る

左岸の定礎石

左岸の貯水池側に定礎石が設置されています。

左岸の定礎石
左岸の定礎石

堤体上流面を見る

上流も親水公園になっていて、この日は釣りを楽しむ人の姿も。

堤体上流面を見る
堤体上流面を見る

堤体上流面を見る

のびのびと遊べそうな広い公園です。写真の背後には「ごちそうの森」という名称の公園がありますが、なぜその名称なのかは謎です。

堤体上流面を見る
堤体上流面を見る

兵庫県柏原土木事務所 三宝ダム管理所

貯水池の周囲を1周して管理所のある右岸ダムサイトまで戻ってきました。小さな貯水池ですので散歩にはちょうど良いですね。立派な管理所ですが上を向いた矢印に見えなくもないですね。

兵庫県柏原土木事務所 三宝ダム管理所
兵庫県柏原土木事務所 三宝ダム管理所

右岸より堤体下流面を見る

季節は晩春。桜も半数が散っていました。ピーク時には今よりもっと堤体に彩りを添えてくれることでしょう。

右岸より堤体下流面を見る
右岸より堤体下流面を見る

右岸のモニュメント

3本の柱は3つの宝を示しているのでしょうか。

右岸のモニュメント
右岸のモニュメント

右岸より天端を見る

コンパクトな堤体ですが色んなアングルから見学できるのは良いポイントですね。贅沢を言えば堤体が俯瞰で観られる展望台がほしいところ。

右岸より天端を見る
右岸より天端を見る

右岸フーチングより堤体下流面を見る

堤高がそれほど高くないのでフーチングを上り下りしてもそれほど苦にならないのも良いですね。

右岸フーチングより堤体下流面を見る
右岸フーチングより堤体下流面を見る

右岸より堤体上流面を見る

写真で見ると静かな湖面ですが、実は下流では草刈りや消防訓練などが行われていてちょっと騒がしかったのを記憶しています。

右岸より堤体上流面を見る
右岸より堤体上流面を見る

水位観測室

天端もシンプルで水位観測室があるのみです。

水位観測室
水位観測室

天端より下流を見る

減勢池のつくりが栗柄ダムのそれを左右反転したような形状になっています。規模の小さなダムですがこのすぐ下流に広がる集落のためにあるダムというのが分かりやすいですね。しかも前述の通りこの日は草刈りや消防訓練のため地元の方々で賑わっており、ダムが一種の集会所のようになっていたのがとても印象深かったです。そんな地域密着型ダムの三宝ダムでした。

天端より下流を見る
天端より下流を見る

三宝ダム諸元

所在地兵庫県丹波市春日町上三井庄
河川名由良川水系大谷川
目的F(洪水調節、農地防災)
N(不特定用水、河川維持用水)
W(上水道用水)
型式G(重力式コンクリートダム)
堤高35.1m
堤頂長178m
堤体積65,000㎥
流域面積1.2km2
湛水面積4ha
総貯水容量271,000㎥
有効貯水容量234,000㎥
ダム事業者兵庫県
本体施工者戸田建設・大豊建設・川嶋工務店
着手年1989年
竣工年1994年
ダム湖名

その他の設備/所感

駐車場
トイレ
公園
PR展示館×
釣り○?

三宝ダム周辺の地図

三宝ダム周辺の天気

三宝ダムに近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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