所在地:岐阜県不破郡垂井町岩手
取材日:2010/08/18(水)
看板
不破北部防災ダムは農水省の補助事業として整備され、岐阜県が管轄している洪水調節専用のアースダムです。地元では明神湖としての方が有名で、メインの道路にも「明神湖(不破防災ダム)」と書かれた大きな案内看板が設置されています。また釣りも楽しめるからなのか、ダム(堤体)としてよりもダム湖のほうが有名です。
左岸より下流側の堤体を望む
堤体には大きく「明神湖」と書かれています。ダム好きとしてはちょっと残念ですが、「不破北部防災ダム」だとちょっと無骨なイメージだからなのでしょうか。
導流部を望む
アースダムにしては堤高も42mと高く、洪水吐の規模もそれに比して大きなものです。
洪水吐を望む
カーブを描いた間口の広い洪水吐です。ここに水が集まって流れてくる様はさぞかし壮観でしょうね~。
洪水吐を別の角度から望む
すり鉢の一部のような形をしていて、意外と傾斜角度がありますね。
下流(垂井町中心街)を望む
その先が見えない導流部もさることながら、濃尾平野が遠くまでみえます。
石碑を望む
立派な石碑が建てられています。
左岸より天端を望む
天端は自動車の通行が可能ですが、天端を通った先は行き止まりです。また車2台がすれ違える程に広い天端です。
左岸よりダム湖側の堤体を望む
ダム湖側なのですが、石が敷き詰められているため、まるでロックフィルダムのようです。
ダム湖を望む
ダム湖の右岸道路は岐阜県道257号川合垂井線なのですが、その先の道は繋がっていません。しかし揖斐川町(旧春日村)からも257号線が通っており、どちらも岩手峠を境にして道が寸断されています。おそらく将来的に繋げる予定なのかもしれませんが、どうでしょうか・・・。
取水口を望む
左岸に取水設備があります。
天端より下流を望む
下流にはすぐに民家がありますが、長閑な風景です。
取水口からの吐口を望む
左岸の取水口から取水された水は、おそらくここに流れ出るものと思われます。
右岸よりダム湖側の堤体を望む
水位がかなり低かったため、ダム湖側からみるとやはりロックフィルダムのように見えてしまいます。
右岸より導流部を望む
この位置から導流部を見ると、巨大な滑り台が設置されているようなイメージですね。
右岸より下流側の堤体を望む
アピール力の強いダムです。まぁ、アピールしているのはダム湖の方ですが・・・。
それにしてもよくきれいに整備された堤体です。
下流より堤体を望む
続いて下流側に移動しました。下流からもきっちりとその姿を拝むことができます。しかしながら、もうちょっと広角で攻めたかったです・・・。あと、斜めってますね。
下流より導流部を望む
おう。こちらも斜めってます。規模の大きな導流部。
ここまで規模の大きいアースは珍しいのでオススメです。
ダム諸元
河川名 | 木曽川水系岩手川 |
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目的 | 洪水調節、農地防災 |
型式 | アースダム |
堤高 | 42.5m |
堤頂長 | 142m |
堤体積 | 309,000m3 |
流域面積 | 5.7km2 |
湛水面積 | 93ha |
総貯水容量 | 1,128,000m3 |
有効貯水容量 | 978,000m3 |
ダム事業者 | 岐阜県 |
本体施工者 | 土屋組 |
着手年 | 1973年 |
竣工年 | 1985年 |
ダム湖名 | 明神湖(みょうじんこ) |
その他の設備/所感
駐車場というよりも、ダムサイトがかなり広く取ってあります。下流側はちょっと狭いのでマナーを守ってご見学ください。
駐車場 | ○ |
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トイレ | × |
公園 | × |
PR展示館 | × |
釣り | ○ |
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