岐阜県のダム

1051-平尾2号溜池/ひらおにごうためいけ

3.0
1051-平尾2号溜池/ひらおにごうためいけ 岐阜県のダム
この記事は3分で読めます。

所在地:岐阜県不破郡垂井町平尾
取材日:2010/08/18(水)

看板

看板

不破北部防災ダム(1122-不破北部防災ダム/ふわほくぶぼうさいだむ)の次に訪れたダムでしたが、正直ここに来るまで何度か迷いました。カーナビは池は載っていても道が載っておらず、どう行けばいいかわかりません。しかし、幸いなことにiPhoneの地図ソフトで何とか辿り着くことができました。なお、平尾2号溜池は地図上では「平尾第2ダム」と明記されていることもあります。たぶんこっちの方が名の通りが良いと思います。

右岸よりダム湖側の堤体を望む

右岸よりダム湖側の堤体を望む

さて、そんな平尾2号溜池。農水省の補助事業として整備され、灌漑専用のアースダムで規模もそれほど大きくありませんが、迷うし草ぼうぼうだしで、ちょっと行くのが大変です(笑)

ダム湖側の堤体はなんとなく大谷池(1048-大谷池/おおたにいけ)に似ていますね。

右岸より天端を望む

右岸より天端を望む

ここがダムの天端だと言われなければ気が付きそうにないほど、右側(下流側)の草が覆い茂っています。

右岸よりダム湖を望む

右岸よりダム湖を望む

静かです。誰も好き好んでここまで来ないでしょうから。
なお、平尾2号溜池の奥に平尾1号溜池(1052-平尾1号溜池/ひらおいちごうためいけ)があるのですが、サイフォンで繋がっており水位が同じになっているのだそうです。

左岸より天端を望む

左岸より天端を望む

左に立つアンテナみたいなのが気になります。ちなみに天端は自動車の通行が可能です。

洪水吐を望む

洪水吐を望む

以前に越流していた雰囲気です。洪水吐のあちこちに流木やゴミがあります。

導流部を望む

導流部を望む

なんでこんな撮り方をしたのか今では謎ですが、規模の割に大きな導流部です。

洪水吐を別のアングルから望む

洪水吐を別のアングルから望む

真ん中で撮影していないので、暑くてテキトーにやっているのがバレバレですね(笑)

導流部を望む

導流部を望む

ジャングルみたいな導流部。右にカーブを描くようになっていますが、草木が覆い茂って先が見えません。

左岸より下流側の堤体を望む

左岸より下流側の堤体を望む

草ぼうぼうでダムだとわかる人にしかわからない雰囲気を醸し出しています。
なお、地図上では下流に通じる道があるようです。しかし、途中で下流に通じる道と天端に通じる道と分岐する箇所がありましたが、下流に通じる道が荒れ果てていたように記憶しています。たぶんジャングル探検隊みたいなことをしないと辿りつけないかと思います。

左岸より洪水吐~導流部を望む

左岸より洪水吐~導流部を望む

斜めってるし草生ぼうぼうだしでなに撮ってるかよくわかりませんね(笑)

左岸より導流部を望む

左岸より導流部を望む

シュート部です。ここだけはキレイなコンクリートをしています。

改修碑と水神神社

改修碑と水神神社

灌漑用の溜池の多くは戦前に完成した古いものですので、おそらく元々は単純に土で盛っただけの不安定なものだったのだと思います。それを改修したことを記念する石碑だと思います。

さらに気になるのは隣のお社。「水神神社」と!雨男転じて水神と名乗っております故、私が祀られていると錯覚しそうです。現地を訪問の際は私のことを思ってぜひご参拝を。・・・という冗談はさておき、溜池ともどもこの地域の守り神ということですね。

ダム諸元

河川名木曽川水系杭瀬川
目的かんがい
型式アースダム
堤高25m
堤頂長107.9m
堤体積126,000m3
流域面積0.12km2
湛水面積3ha
総貯水容量359,000m3
有効貯水容量359,000m3
ダム事業者不破郡北部土地改良区
本体施工者北部耕地整理組合直営
着手年―年
竣工年1916年

その他の設備/所感

道中、ダート区間が少々あります。あと駐車場は駐車場といいますか、ダムサイトの空きスペースに停める感じですね。

駐車場
トイレ×
公園×
PR展示館×
釣り

平尾2号溜池に近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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