兵庫県のダム

1512-藤岡ダム(ふじおかだむ)

3.0
1512-藤岡ダム(ふじおかだむ)兵庫県のダム
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取材日:2014/04/20(日)

藤岡ダムは兵庫県丹波篠山市にある灌漑用のロックフィルダムで、篠山川沿岸土地改良事業計画の一環として県営かんがい排水事業により建設された4ダム(佐仲ダム・藤岡ダム・鍔市ダム・八幡谷ダム)のうちの1基となります。4ダムの中では1983年竣工と一番新しく、堤体規模も大きい唯一のロックフィルダムです。

堤体下流面を見る

朝が早い時間で曇り空のためちょっと暗めです。

型式は中心コア型ロックフィルダムなのですが、遠目で見るとアースダムのように見えます。下流には田んぼが広がり牧歌的な雰囲気です。

堤体下流面を見る
堤体下流面を見る

さらに堤体に近づいてみる

近づいてみてもまるできれいに草刈りがされたアースダムそのものに見えます。まったくロックフィルダムに見えません。

さらに堤体に近づいてみる
さらに堤体に近づいてみる

直下より堤体下流面を見る

さらに近づけばロックフィルダムっぽい箇所が見られるかと思いましたが、やっぱりアースダムにしか見えません。

直下より堤体下流面を見る
直下より堤体下流面を見る

下流の橋より導流部を望む

導流壁が大きめに建設されています。これぐらいの規模の導流部を持つアースダムもありますが、敷いて言えばこの導流部にこそロックフィルダムっぽさがあると言えるかもしれません。

下流の橋より導流部を望む
下流の橋より導流部を望む

堤体下流の橋より下流を見る

藤岡ダムは藤岡川に建設されたダムで、ちょうど田植えの時期なので水を張った田んぼを縫うようにしてその藤岡川が流れています。

堤体下流の橋より下流を見る
堤体下流の橋より下流を見る

導流部脇にある設備

下流の導流部脇にある謎の設備。河川維持用のバルブだったり、取水した農業用水を分水するための設備だったりするのでしょうか。さらに導流部の中腹には監査廊のような入口があります。現地の看板には断面図が描かれていますが、そこには監査廊の表記がないためちょっと謎です。

導流部脇にある設備
導流部脇にある設備

余談ですがその設備の下流側に罠が仕掛けられていました。獣害に悩まされる地域のようです。

罠

下流から天端へ至る道

さらに下流から天端へ向かう道には獣害フェンス用の扉が設置されており自由に開け閉めできるようになっています。帰るときには施錠を忘れないようにしましょう。

下流から天端へ至る道
下流から天端へ至る道

県営かんがい排水事業(篠山地区)の概要看板

県営かんがい排水事業や藤岡ダムの概要を示す看板です。大きく立派な看板です。事業に関連する4つのダム(佐仲ダム・藤岡ダム・鍔市ダム・八幡谷ダム)の位置関係がわかりやすくていいですね。地図に篠山川が描かれていませんが、盆地の丹波篠山市の中心部(地図の真ん中あたり)を東西に流れています。篠山川を挟んで北と南には山が広がりますが水の確保には苦労したようです。

県営かんがい排水事業(篠山地区)の概要看板
県営かんがい排水事業(篠山地区)の概要看板

天端の橋より下流を見る

かなり深いですね。シュート部がやや先にあるので橋の上からでは死角になって見えません。水が流れる勢いを弱めるためかシュート部の直前に段差が設けられています。

天端の橋より下流を見る
天端の橋より下流を見る

天端の橋より余水吐を見る

余水吐は側水路方式になっています。越流堤も大きいですね。越流の様子を観てみたいものです。

天端の橋より余水吐を見る
天端の橋より余水吐を見る

県営かんがい排水事業 篠山川沿岸地区 竣功記念碑

立派な石碑です。 篠山川沿岸地区の県営かんがい排水事業の中でも一番新しいダムだからか石碑もきれいですね。

県営かんがい排水事業 篠山川沿岸地区 竣功記念碑
県営かんがい排水事業 篠山川沿岸地区 竣功記念碑

天端より貯水池を見る

鍔市ダムと同様に上流に民家がないためか静かできれいな貯水池です。

天端より貯水池を見る
天端より貯水池を見る

天端より下流を見る

下流には藤岡川に沿って田んぼが広がっているのがよく見えます。それにしてもここから見てもまるでアースダムのような堤体ですね。

天端より下流を見る
天端より下流を見る

左岸より天端を見る

車止めがあるため天端は自動車の通行はできません。

左岸より天端を見る
左岸より天端を見る

左岸より堤体上流面を見る

上流面は多少ロック材の間から草が生えていても、下流面のようにアースに見えてしまうことはなく、紛れもなくロックフィルダムであることを示していました。

左岸より堤体上流面を見る
左岸より堤体上流面を見る

天端より右岸の余水吐と斜樋式取水設備を見る

左が余水吐、右が取水設備となります。取水設備には斜樋スルースバルブとしてΦ300mmが5門、Φ500mmが1門設置されているそうで、最大で0.418㎥/sの水を取水しています。

天端より右岸の余水吐と斜樋式取水設備を見る
天端より右岸の余水吐と斜樋式取水設備を見る

斜樋式取水設備

取水設備の建屋の脇から斜樋のスピンドル部分を見ています。

斜樋式取水設備
斜樋式取水設備

藤岡雨量観測所

取水設備の裏に雨量観測所がありました。「川代ダム」とありますが、篠山川の下流にある取水堰のことですね。そこに管理所があって観測所から送られているデータを観測・管理しているから「川代ダム」と書かれているのでしょう。

藤岡雨量観測所
藤岡雨量観測所

取水設備のあたりより堤体上流面を見る

貯水池側もきれいな堤体です。水も澄んでいていい景色ですね。

取水設備のあたりより堤体上流面を見る
取水設備のあたりより堤体上流面を見る

丹波篠山市の農業を支える重要なダムのひとつである藤岡ダムでした。

藤岡ダム諸元

所在地兵庫県丹波篠山市藤岡
河川名加古川水系藤岡川
目的A(かんがい用水)
型式R(ロックフィルダム)
堤高43.4m
堤頂長164.6m
堤体積362,000㎥
流域面積1.9km2
湛水面積8ha
総貯水容量870,000㎥
有効貯水容量784,000㎥
ダム事業者兵庫県
本体施工者森本組
着手年1972年
竣工年1983年
ダム湖名

その他の設備/所感

駐車場は路肩などに止めることになると思います。

駐車場
トイレ
公園×
PR展示館
釣り○(禁漁区を除く)

藤岡ダム周辺の地図

藤岡ダム周辺の天気

藤岡ダムに近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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