所在地:静岡県伊東市鎌田字横堀
取材日:2010/07/09(金)
右岸下流側より堤体を望む
伊豆半島にはダムが2基しかありません。伊豆半島の先端、石廊崎のある南伊豆町の青野大師ダムと、この奥野ダムです。伊豆旅行の途中に立ち寄りましたが、あいにくの空模様。本降りにならないうちに見学することにしました。奥野ダムはロックフィルダムで洪水調節や河川維持、上水道用水としての用途を持つ多目的ダムです。
導流部を望む
導流部中腹に常用洪水吐を備えています。
右岸下流側より河川を望む
伊東市の中心部を流れ、相模灘へと注がれます。すぐ先にはなぜか暗渠になっています。
奥野ダムアプローチ
続いて天端レベルへと移動します。しかしなんでダム名よりダム湖の方がアピール度が高いんでしょうねー。
左岸より下流側の堤体を望む
梅雨独特のジメッとした感じです。草も結構覆い茂っています。
奥野ダム定礎石
ダムサイトに定礎石が設置されています。
非常用洪水吐を望む
自由越流式の非常用洪水吐。結構な大きさがありますから、越流していたらさぞかし豪快な放流を望めたことでしょう。
導流部を望む
その先が見えないぐらいの急角度です。
左岸より天端を望む
ちょうどジョギング大会のようなものが開かれていて、多くの参加者で賑わっていました。そんな中、あちこちパシャパシャと撮影する私。
奥野ダム・松川湖の石碑
ダムとダム湖の石碑が仲良く並んでいます。こう並んでいる石碑は珍しい気がします。
天端よりダム湖を望む
ダム湖側の堤体も草がかなり覆い繁っていました。
左岸より下流側の堤体を望む
たぶんキレイな断面のリップラップなのでしょうが、草が覆い茂ってよくわかりません(笑)
天端より下流を望む
自然豊かな伊豆半島。周りは森だらけです。天気がよかったら海まで見えたのかなー。
天端よりダム湖側の堤体を望む
こんな感じで草ぼうぼう。
右岸より下流側の堤体を望む
下流側も草ぼうぼう。
右岸より天端を望む
左手に進むと艇庫や資料倉庫があるようですが、青野大師ダムを目指すためここで折り返すことに。(結局この日は青野大師ダムにはたどり着けませんでしたが・・・)
右岸よりダム湖側の堤体を望む
河川維持・利水用取水塔(左奥)と常用洪水吐(右)
右側の常用洪水吐はスクリーンで見えませんが、噂では朝顔型の洪水吐になっているのだとか。さらにその先は下流の放流口までトンネルになっているようです。
奥野ダム管理事務所
上に丸いドームを乗せたらプラネタリウムができそうな管理所のデザイン。
奥野ダムの水の流れ
常用洪水吐に朝顔型の洪水吐のイラストが・・・。
ダム諸元
河川名 | 伊東大川水系伊東大川 |
目的 | 洪水調節、農地防災、不特定用水、河川維持用水、上水道用水 |
型式 | ロックフィルダム |
堤高 | 63m |
堤頂長 | 323m |
堤体積 | 1,804,000m3 |
流域面積 | 11.7km2 |
湛水面積 | 31ha |
総貯水容量 | 5,100,000m3 |
有効貯水容量 | 4,600,000m3 |
ダム事業者 | 静岡県 |
本体施工者 | 鹿島建設・熊谷組 |
着手年 | 1972年 |
竣工年 | 1989年 |
その他の設備/所感
伊東市民憩いの場、という感じのダムでした。観光マップにも記されていることもありましたので、観光に訪れる方もいそうです。
駐車場 | ○ |
トイレ | ○ |
公園 | ○ |
PR展示館 | × |
釣り | × |
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