取材日:2009/03/05
所在地:愛知県知多市佐布里
堤体への道中からダム湖を望む
妻と子どもと連れて「梅を見に行こう!」という口実で来てしまいました(笑)まぁ、ダムであることは事前に教えてありますが。でも子どもの散歩にはちょうど良かったようです。
この日は「佐布里梅まつり」が開催されており、梅のハイシーズンは過ぎてしまっていましたが、それなりにたくさんのお客さんが来ていました。
左岸より下流側堤体を望む
佐布里ダムは愛知用水の工業用水を新日本製鐵、大同特殊鋼、愛知製鋼といった製鉄大手企業が所在する名古屋南部臨海工業地帯に供給するために建設された貯水池なのだそうです。
ダム湖自体はかなり特殊な形をしていて、まるでリアス式海岸のようです。
取水塔を望む
取水塔をバックに梅を撮ってみましたが、あまり良い画ではなかったので、フツーの写真です。
左岸よりよりダム湖側堤体、ダム湖を望む
3月ですがまだまだ寒く、堤体の芝生も冬の様相です。新緑期にはきれいなグリーンを描いていることでしょう。
左岸よりダム湖を望む
寒そうな空です。ダム湖もまるで冬の様です。
左岸より下流を望む
奥に見えるのは「佐布里緑と花のふれあい公園」と「梅の館」。「佐布里梅まつり」が開催されるこの時期は、いろんな催し物が開かれるようです。屋台なども出ていました。館内にはレストランもあり、ここで昼食を取るつもりでしたが、メインの梅御膳は売り切れだった上に、平日にもかかわらずお客さんでごった返しており、諦めて外の屋台でたこ焼きを食べました。
左岸より天端を望む
天端はご覧の通り砂利道になっています。自動車の通行はできません。
導流部
いちおう洪水吐が右岸に設置されています。かなり幅の狭い導流部です。
洪水吐
洪水吐はかなり小さいです。ゴミがたくさん引っ掛かっていました。
右岸より佐布里大橋とダム湖を望む
佐布里大橋はダム湖の真ん中を突っ切るようにして建設された橋です。「大橋」といっても片側1車線の県道です。
洪水吐とゲートピア
かなり小ぶりです。洪水調節が目的ではないので、佐布里ダムにはこれぐらいがちょうど良いのでしょう。
佐布里池銘板とダム湖を望む
あ、そうか!「佐布里池」なんだから「ダム湖」という表現は正しくないかもしれませんね。「ダム池」?・・・なんかしっくり来ないな。
ダム諸元
河川名 | 木曽川水系木曽川 |
目的 | 工業用水 |
型式 | アースダム |
堤高 | 21m |
堤頂長 | 180m |
堤体積 | 235,000m3 |
総貯水容量 | 5,300,000m3 |
有効貯水容量 | 5,000,000m3 |
ダム事業者 | 愛知県 |
本体施工者 | 奥村組 |
着手年 | 1963年 |
竣工年 | 1965年 |
ダム湖名 | 佐布里池(そうりいけ) |
その他の設備/所感
駐車場は右岸と左岸と梅の館の北側にあります。梅の館はPR展示館ではありませんが、左岸に水の生活館という建物があり、ここで愛知の水道の歴史や水について学ぶことができます。
駐車場 | ○ |
トイレ | ○ |
公園 | ○ |
PR展示館 | ○ |
釣り | × |
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