所在地:兵庫県川西市一庫字大山
取材日:2006/08/14
一庫ダム駐車場
当サイト初の兵庫県のダムです。神戸&有馬温泉旅行のついでに立ち寄りました。暑い日でしたが、珍しく晴天に恵まれ青空が広がっていました。
ちなみに「一庫」と書いて「ひとくら」。かなり難読なダムです。最初は間違えて「いっこだむ」と読んでいました(笑)
一庫ダム駐車場より下流を望む
たしか夕方に近かったと思います。有馬温泉からだと意外と距離があって、ちょっと心配でしたが何とか夕暮れまでには間に合いました。
雨水タンク「天水」
ダムサイトの駐車場と管理所は隣同士になっており、管理所脇にはこんなタンクがありました。「天の水」と書いて「あまみず」。つまりは「雨は天の恵み」であるということですね。水を大切にして欲しいという願いがこの管理所からはひしひしと伝わってきます。
一庫ダム管理所
レンガタイルの豪奢な管理所です。右脇に先ほどのタンクが設置されています。
右岸より天端を望む
天端ですがなんでもっと右に切らなかったのか今では謎の写真です。これでは天端といってもなんだかわかりません。
一庫ダム建設の碑
毎回のことですが「石碑とダム湖」とか「石碑と堤体」とかシチュエーションを上手く撮影に取り込めない私です。石碑だけ撮るので野暮ったいです。
右岸より下流側堤体を望む
嘘みたいに真っ青な空!コンクリートが映えるかのようです。
注意看板
このキャラクターの名前がわかりません・・・。
天端より減勢工を望む
この減勢工、一庫ダムの公式サイトによれば、奈良の大仏のお風呂にちょうど良いんだとか。思わず大仏が入っているのを想像してしまいます(笑)
減勢工ならびに下流を望む
下流はほぼ直角に折れ曲がっています。手前に見えるのは副ダム。
石碑「とわの恵み」
「とわ」は私なら漢字「永遠」で書いてしまいそうですが、ひらがなで書くのがミソですね。
左岸より下流側堤体を望む
それにしてもまさにスカイブルー。一庫ダムにはこんな姿が似合うのかもしれません。でも大雨の日はきっと大活躍なのです。
右岸のインクライン
右岸にはインクラインが設置されていますが、2階が展望台になっています。
右岸展望台よりダム湖を望む
で、その展望台に上ってみました。右側に見えるのがたぶん表層曝気、そこからちょっと左に見えるのがたぶん深層曝気の設備だと思います。
右岸展望台よりダム湖側堤体を望む
夏季のためかやや水位は低めに感じられます。ゲートは緑色に見えるのが常用洪水吐、中央部に非常用洪水吐が設置されたスタンダード(?)なスタイル。
下流より堤体を望む
そして下流からもばっちり堤体が拝めます。こうしてみると副ダムが高く感じられます。ちなみにこの画像は自宅のパソコンで長く壁紙に使用されています。
下流の様子
流れるようなショットを撮りたかったのですが、私にはこれが限界。下流には鵜と思われる鳥がいましたが、鳥類には詳しくないのでサギかもしれません。
さらに下流の様子
さらに下流の様子。向こうに見えるのは「京風かに料理 レストランかに工房 川西一庫店」。ダムの近くでカニ料理・・・と行きたい所ですが、高そうなので断念。
ダム諸元
河川名 | 淀川水系一庫大路次川 |
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目的 | 洪水調節、農地防災、不特定用水、河川維持用水、上水道用水 |
型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 75m |
堤頂長 | 285m |
堤体積 | 441,000m3 |
流域面積 | 115.1km2 |
湛水面積 | 140ha |
総貯水容量 | 33,300,000m3 |
有効貯水容量 | 30,800,000m3 |
ダム事業者 | 水資源開発公団一工 |
本体施工者 | 佐藤工業・大林組 |
着手年 | 1960年 |
竣工年 | 1983年 |
ダム湖名 | 知明湖(ちみょうこ) |
その他の設備/所感
駐車場 | ○ | ダムの周辺はテニス、釣り、キャンプ、バーベキューと アウトドアが大いに楽しめるスポットがたくさんあります。 もう少し時間を掛けてゆっくりと見学するといいかもしれません。 ちなみに周辺の道路は渋滞があるなど、相模湖的な雰囲気を醸し出していました。 |
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トイレ | ○ | |
公園 | ○ | |
PR展示館 | × | |
釣り | ○ |
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