所在地:福井県大野市後野(取材日:2010/07/30)
右岸下流より堤体を望む
福井ってひと昔前はずいぶんと遠いイメージでしたが、東海北陸自動車道や油坂峠道路ができたおかげでホント近くなりました。名古屋からだとさらに名古屋高速一宮線も繋がったので、自宅から2時間とかからず辿り着けます。
で、本題のダム。山原ダムは電源開発所有の発電専用のダムで、下流の湯上発電所で水力発電されています。
右岸下流より洪水吐・ゲート・魚道などを望む
コンパクトにいろいろ纏められてる感じです。ゲートも細長いですし。魚道はコンクリートが新しいので、最近補修されたような感じですがどうでしょう。
右岸下流より堤体を望む
堤体のほとんどが自然越流式の非常用洪水吐になっています。ここから放流されていたら、さぞかし美を感じ取る事ができるのでしょうね。この感じは群馬県奥利根の小森ダム(群馬)を彷彿とさせるダムです。
右岸より天端を望む
残念な事に容易に進入できる道路側に構造物があるため、天端は拝めません。まぁ、こればかりは仕方がありません。
右岸の天端入口
こんな感じでさらにお近づきになれません。
右岸より減勢工を望む
洪水吐の先端のカーブ具合が良いですね~。ここでしばらく見惚れてしまいました~。その先のコンクリートブロックの荒れっぷりの対比がまた良い。
右岸より下流を望む
この先を右に進むと「道の駅九頭竜」があり、左に進むと鷲ダムや九頭竜ダムがあります。
ダム諸元
河川名 | 九頭竜川水系石徹白川 |
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目的 | 発電 |
型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 23m |
堤頂長 | 114.6m |
堤体積 | 23,000m3 |
流域面積 | 142.7km2 |
湛水面積 | 13ha |
総貯水容量 | 900,000m3 |
有効貯水容量 | ―m3 |
ダム事業者 | 電源開発(株) |
本体施工者 | 前田建設工業 |
着手年 | 1965年 |
竣工年 | 1968年 |
その他の設備/所感
山奥ですが片側1車線の比較的広い道沿いにあり、交通量も多くないため静かなダムです。冬になれば雪がかなり積もると思われますが、そんな時期の山原ダムにも訪れてみたいですね。
駐車場 | × |
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トイレ | × |
公園 | × |
PR展示館 | × |
釣り | × |
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