岡山県のダム

1907-津川ダム(つがわだむ)

3.5
1907-津川ダム(つがわだむ) 岡山県のダム
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取材日:2014/12/10(水)

この日は毎年作っているダム年賀状の素材集めのため(すでに12月なのに)に岡山県のダムを巡ることにして津川ダムが最初のダムとなりました。津川ダムは岡山県営の多目的ダムになります。

津川ダムを流れる川は「津川川」という名称で違和感を持たれる方もいるかも知れませんが、もともと「津川」という地名を流れる川だから「津川川」となっています。

下流より堤体を見る

時間は7時前だったと思うのですが、12月ということもありかなり暗かったですね。天端の照明がまだついています。

下流より堤体を見る
下流より堤体を見る

監査廊入口?

上の写真の少し手前、右手に下の写真のような謎の入口があります。どうも堤体につながっているように見えますがどうなんでしょう。

監査廊入口?
監査廊入口?

下流よりさらに堤体に近づいてみる

壁感があるのが良いですね。直下にあるライトブルーの屋根のうち左のものは岡山県企業局の津川発電所になります。

下流よりさらに堤体に近づいてみる
下流よりさらに堤体に近づいてみる

減勢工・副ダム周辺

導流壁に少し隠れてしまいますが、減勢工や副ダムが見えます。

減勢工・副ダム周辺
減勢工・副ダム周辺

左岸より堤体下流面を見る

だいぶ日が昇ってきて天端照明も消えました。左岸道路の一部は下流側にすこし広くなっている箇所があり眺望を良くしています。こういう配慮はありがたいですね。

左岸より堤体下流面を見る
左岸より堤体下流面を見る

つがわダムジョイフルマップ

津川ダムの周辺は公園などが整備されており、下流にはキャンプ場などもあります。

つがわダムジョイフルマップ
つがわダムジョイフルマップ

左岸より堤体上流面を見る

取水ゲート操作室・エレベーター棟・管理所さらに写真右手にある艇庫までも屋根がライトブルーで統一されており、ダム周辺を一体の空間として設計されているのが良いですね。すでにお気づきかと思いますが下流の発電所建屋の屋根も同じ色で統一されています。

左岸より堤体上流面を見る
左岸より堤体上流面を見る

左岸より天端を見る

天端は自動車の通行が可能になっています。また、貯水池は一周することができます。

左岸より天端を見る
左岸より天端を見る

左岸のリムトンネル

何の変哲もないリムトンネルですがこれもダム建設には重要な設備ですね。

左岸のリムトンネル
左岸のリムトンネル

左岸より堤体下流面を見る

自治体型のダムにありがちな見た目ではありますが、割りと大きく感じられます。

左岸より堤体下流面を見る
左岸より堤体下流面を見る

天端より取水塔を見る

ちょっと変なパースを付けすぎました…。手前の三角のアームは何でしょうね?水質検査用の機器関係でしょうか。

天端より取水塔を見る
天端より取水塔を見る

天端より貯水池を見る

平日の早朝ということもあり誰もおらずひっそりとした貯水池です。

天端より貯水池を見る
天端より貯水池を見る

右岸より堤体上流面を見る

水位が低いように感じますが、湖岸を見ると普段からこれぐらいの水位のようですね。

右岸より堤体上流面を見る
右岸より堤体上流面を見る

岡山県美作県民局津川ダム管理事務所

車庫だと思いますが低い建物の方の屋根もちゃんとライトブルーになっています。すごい徹底ぶり。

岡山県美作県民局津川ダム管理事務所
岡山県美作県民局津川ダム管理事務所

右岸より天端を見る

特に何ということはない天端ですが開放感に溢れた天端です。

右岸より天端を見る
右岸より天端を見る

右岸ダムサイトの石碑と概要パネル

津川ダムの本体工事は平成に入ってから行われています。県営のダムでありながら、巨大な石碑や看板、そして各所でいろんな施設が整備されているところを見ると、バブル景気末期だったということもあり予算が潤沢にあったのかなと推察します。

右岸ダムサイトの石碑と概要パネル
右岸ダムサイトの石碑と概要パネル

右岸より堤体下流面を見る

下流には川から人工の小川に水を引き込んだ親水公園があったり、レジャー施設の奥津川ラビンの里が見えます。ラビンの里はアマゴのつかみどりができたり、バーベキュー場、キャンプ場などがあるようです。

右岸より堤体下流面を見る
右岸より堤体下流面を見る

天端より下流を見る

オリフィスには三角のスポイラーが付属しています。減勢工はシンメトリになっていて、貯まった水が空を反射しています。左岸の発電所などの屋根も統一感があっていいですね。

天端より下流を見る
天端より下流を見る

左岸より堤体上流面を見る

右岸から天端を渡って左岸へ移動し、さらに上流に移動すると堤体の上流面が見えてきます。貯水池のリフレクションが美しいです。

左岸より堤体上流面を見る
左岸より堤体上流面を見る

色んなアングルから堤体が観られるのはとても良いですね。この日のダム巡りには良いスタートが切れた津川ダムでした。

津川ダム諸元

所在地岡山県津山市奥津川
河川名吉井川水系津川川
目的F(洪水調節、農地防災)
N(不特定用水、河川維持用水)
W(上水道用水)
P(発電)
型式G(重力式コンクリートダム)
堤高76m
堤頂長228m
堤体積343,000㎥
流域面積17.8km2
湛水面積24ha
総貯水容量5,990,000㎥
有効貯水容量5,450,000㎥
ダム事業者岡山県
本体施工者飛島建設・間組・アイサワ工業
着手年1975年
竣工年1995年
ダム湖名

その他の設備/所感

駐車場
トイレ
公園
PR展示館×
釣り
展望台×

津川ダム周辺の地図

津川ダム周辺の天気

津川ダムに近いと思われる宿泊施設

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この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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