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新潟県のダム

0500-奥只見ダム/おくただみだむ

5.0
0500-奥只見ダム/おくただみだむ新潟県のダム
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取材日:2009/06/20
所在地:新潟県魚沼市湯之谷芋川字大鳥

奥只見シルバーライン出入口

かねてより行きたいと思っていた奥只見ダム!そして夢にまで見た奥只見シルバーライン!合計で19のトンネルがあり、22.6kmのシルバーラインの中でトンネルは18.1km!ほとんどトンネルです。もともとは奥只見ダム建設の資材運搬用の道路であり、つまり黒部ダムの関電トンネルに通じるものがあります。

走ってみたかったという思いがあったのですが、いざ来てみるとずーっと続くトンネルに飽きてしまって、ほとんどかっ飛ばしてしまいました(汗)

下流左岸より堤体を望む

で、その長~いトンネルを抜けると広い駐車場があり、真っ先に堤体を見る事ができます。かなり広い駐車場なので、かなりの観光地だった事に驚きました。そういえば地元の旅行会社の広告に奥只見のツアーが載っていたのを思い出しました。

奥只見ダムの総貯水量は徳山ダムに次ぎ、国内第2位を誇ります。さらに堤高は第5位、重力式コンクリートダムとしては堤高も有効貯水量も第1位です。

インクライン

左岸の高台に遊覧船乗り場や電力館があり、健脚な方なら徒歩で坂道を登ることができますが、インクラインで行く事もできます。運賃は100円。

左岸より下流側堤体を望む

凛々しいというか何と言うか。そしてこうしてみても結構な高さがあります。堤高は157mです。

左岸より銘板、堤体を望む

せっかくここまで来たのに曇っているのがとても残念です。

左岸より天端を望む

結構な観光地なのですが、いたってシンプルな天端です。余計なものはなにもない。そんな感じです。

ダム湖百選と電源開発の銘板

ダム湖「奥只見湖」はダム湖百選に認定されています。まぁ、認定されて当然という気もしないでもないですが。ちなみにダム湖は別名「銀山湖」とも言い、かつては銀山があったことから名づけられたそうです。地図上では「奥只見湖」の表記となっており、こちらがスタンダードな名称となっています。

奥只見湖遊覧船を望む

ダム湖には立派な遊覧船もあり、ここでも観光地たる所以を示しています。

電源神社


さらに高台に歩を進めると、左手に電源神社が見えてきます。

電源神社

左岸高台よりダム湖側堤体を望む

ここまで登ると、あの巨大な堤体がこの豊富な水を支えているんだ!ということを実感できます。

奥只見電力館

よく見ると電力館そのものが水車ランナの形になっています。

天端より下流を望む

さすがに高いですね。下流は右に折れる形になっており、このまま行くと大鳥ダムに繋がります。その下流への道は一般者は立入禁止となっています。

天端より変電所を望む

映画「ホワイトアウト」でテロリストがパラボラアンテナを立てていたとされる変電所です。実際のロケ地は違うんじゃなかったかな?

天端よりダム湖を望む

徳山ダムに1位の座を奪われたとはいえ、やはり広く巨大なダム湖です。

天端を望む

真ん中の水色のラインがちょうど新潟県と福島県の県境になるのだそうです。新潟県と福島県を行ったり来たり。思えば福島県なんて来た事が無かったです。初福島県!感慨深いものがあります。そういえば昔、学生の頃に喜多方ラーメンでアルバイトをしていました。あれからずっと本場の喜多方ラーメンが食べてみたかったのですが、さすがにここでは無理ですね(笑)

あ、あと本当はこのダムに来るには福島県内に宿泊して来る予定だったのですが、宮島さんに「それは辞めたほうが良いし、関東の人間は誰も福島から入らないよ~」と言われてしまいました。あとで色々調べてみると、福島県側からの国道が酷道なんだとか・・・。

ちなみにここからは許可がないと立ち入ることはできません。

右岸よりダム湖側堤体を望む

向こう岸がものすごく遠く見えるぐらい巨大です。真ん中の三角柱みたいなのは何だろう・・・。

右岸より取水口を望む

奥只見ダムには4つの取水口があり、うち1つは比較的新しい取水口で、下流の放流口もかなり新しいものでした。その写真は後ほど・・・。

右岸より下流側堤体を望む

向こう岸の建物全てが小さく見えます。こうしてみるとお土産屋さんとか食堂はあんな崖っぷちに立ってたんですね。天端に目をやると、電力館から天端まで乗せていただいたマイクロバスが横向きになっていますが、右岸は行き止まりなのでここで転回するのだそうです。何度も切り返していたのでさぞかし大変でしょう。

ガントリークレーン

ガントリークレーンも巨大です。「IHI」のロゴがどこか誇らしげです。

監査廊

あぁ、この感覚!この涼しさ!監査廊はこれでなくっちゃ!普段の日常や普通に見学に来るときも、絶対に味わえないこの独特の感覚。閉鎖された空間でどこか何となく微かに誇りっぽいこの匂い!

発電所内部

と、発電所に入ると、そこはまるで巨大な体育館のようです。真ん中には巨大なトランポリン・・・じゃなかった。発電機が鎮座しておられます。発電機は東京芝浦電気・・・東芝製。

ワイヤー類

これだけ広くて高い空間を持った発電所ですから、重量物を移動させるにはクレーンを使うわけですし、当然クレーンに使用するワイヤーも物凄く大きいと言うか太いと言うか長いと言うか。

監査廊

先ほどの監査廊とは違ってこちらは手彫りと思われる監査廊です。監査廊というよりトンネルのようです。ちなみにこの奥にはホンダのスクーターが複数台あり、なんでも下流の大鳥ダムまでそのスクーターで移動するのだとか。もちろん電力に休日はありませんから、点検とかトラブルとか冬場も移動するわけですが、さすがに豪雪地帯なので外を走ることができず、大鳥ダムまではスクーター1台分が通れるだけの細いトンネルで繋がっているのだとか!!そのトンネルの外壁は大鳥ダムまでの道中に見ることができます。

作業員が真冬にその細く長いトンネルをスクーターでひたすら移動する姿を想像すると、彼らによって電力が守られているんだ!という畏怖の念でいっぱいです。仕事とはいえ、一人会社で残業するのとはワケが違います。

堤体直下出入口付近の監査廊

さぁ、ここを抜けるとダム直下だ!ドキドキワクワク!!

直下より堤体を見上げる

外に出た途端、皆さんから感嘆の声が漏れます。皆さん思い思いに撮影しています。私も色々撮りましたが、撮った後はもうずーっとこの光景を見ていました。細かな箇所をじっくり見るのです。そしてこの巨大建築物を建設した時の苦労を偲ぶのです。

利水放流

こうしてみるとキレイな水ですね。都心の下流の水とはワケが違う。

減勢工を望む

よく見ると導流壁の先端が尖っていて実に面白い形状をしています。ここからの放流をぜひとも眺めてみたいですね。

1~3号機からの放流口

そしてさらにマイクロバスは下流の大鳥ダムを目指すため移動。途中、1~3号機からの放流口が見えました。実に古くて味のある雰囲気です。

4号機からの放流口

こちらは最新の4号機からの放流口。こちらは新しいのでキレイなのですが、至って普通というかシンプルになっています。

奥只見ダム諸元

河川名阿賀野川水系只見川
目的発電
型式重力式コンクリートダム
堤高157m
堤頂長480m
堤体積1,636,000m3
流域面積594.6km2
湛水面積1150ha
総貯水容量601,000,000m3
有効貯水容量458,000,000m3
ダム事業者電源開発(株)
本体施工者鹿島建設
着手年1953年
竣工年1960年
ダム湖名銀山湖(ぎんざんこ)

その他の設備/所感

行くだけでも価値のあるダムです。さすがに遠かったです・・・。駐車場はたぶん今まで行ったダムの中でも一番広い気がします。釣りは下流は一般者は立入が禁じられていますので、ダム湖の上流のみです。

駐車場
トイレ
公園
PR展示館
釣り

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