所在地:愛知県豊田市水源町
右岸より天端を望む
頭首工とは農業用水のための取水施設のことを言い、さらに明治用水頭首工は堤高が14.5mなので、厳密な意味(河川法で定義された)での「ダム」ではありませんが、載せようと思いました。
明治用水頭首工へは国道248号線トヨタ町交差点を東に進み、平山町交差点を右折して真っ直ぐです。天端は水源橋として自動車の通行が可能ですが、矢作川の左岸道路からだと進入禁止(逆一通)になるので、自動車の場合は右岸より進入してください。しかもこの天端道路、結構狭いです。脇見すると欄干に激突するかも・・・。
右岸下流側より堤体を望む
洪水吐にローラーゲートが7門、土砂吐に同じくローラーゲートが4門、付帯施設の取水工にスルースゲートが計6門、予備として洪水吐にフローティングゲートが、土砂吐に角落としゲートが各1門あります。
右岸下流側より堤体を望む
魚道もあり、シーズン中はアユが遡上しているんだそうです。しかもアユが魚道を通るのを豊田市の職員が左岸でテントを張り、カウンターを使って毎日数えているんだそうです。取材後に知ったので、お会いすることはできませんでしたが、公務員さんも大変です。
ダム諸元
型式 | 重力式コンクリートダム |
目的 | 農業用水・工業用水 |
堤高 | 14.5m |
堤頂長 | 167.3m |
堤長幅 | 8.5m |
河川名 | 矢作川水系矢作川 |
着手年 | 1950年 |
竣工年 | 1958年 |
その他の設備/所感
頭首工の近くは水源公園という大規模な公園になっています。桜の名所として有名です。夜にはライトアップされていた気がします。
駐車場 | ○ |
トイレ | ○ |
公園 | ○ |
PR展示館 | × |
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