取材日:2013/08/04(日)
有峰や神通川のダムを巡って富山市八尾町にある八尾ゆめの森ゆうゆう館で一泊をして、翌朝から富山市ファミリーパークで遊び、帰る道中でダムに立ち寄ることにしました。八尾ダムはこの日訪れた最初のダムでした。
大阪に八尾市という市がありますが、こちらは「やつお」と読みます。この富山市八尾町は「おわら風の盆」と言って毎年9月1日から3日にかけて行われる富山県を代表する民謡行事で有名な土地でもあります。
左岸より堤体を見る
ファミリーパークではなんとか天気は保っていたのですが、ダムに到着する辺りから雨が降りはじめ、降りしきる雨の中、頑張って撮影ポイントを探します。が、その甲斐もむなしくこの場所からしか撮影できないことが判明します。
左岸より堤体を見る
アングルを変えるどころか縦横を変えただけという😓
折しも季節は真夏。ジャングルのように成長しきった雑草がさらに撮影を困難なものにします。ちなみにこの位置からは対岸となる右岸は門によって立ち入りが阻まれています。
八尾ダムは富山県企業局が所有する発電専用のダムで、八尾ダムで取水された水は直線距離にして約2.5km下流にある八尾発電所にて最大7,600kWの電力を生み出します。八尾発電所は逆調整発電所として建設されたようです。
八尾ダムは井田川に建設されていますが、Google Maps上では井田川ではなく室牧川と表記されています。なぜなんだろうと思い調べたところ、岐阜県内では原山本谷と呼ばれ、富山県に入って富山市八尾町大長谷地区では大長谷川、室牧地区や仁歩地区では室牧川に名前を変え、富山市八尾町高熊で野積川と合流して井田川となるようです。
信濃川・筑後川に代表される県をまたぐような大河川が名称を変えることはよくあることですが、同一市内で地区によって名称が変わるのは珍しいように思います。
…と画像よりも文字数が多くなってしまう八尾ダムでした。
八尾ダム諸元
所在地 | 富山県富山市八尾町柚木 |
河川名 | 神通川水系井田川 |
目的 | P(発電) |
型式 | G(重力式コンクリートダム) |
堤高 | 21m |
堤頂長 | 82m |
堤体積 | 15,000㎥ |
流域面積 | 135.5km2(直接:92.4km2、間接:43km2) |
湛水面積 | 5ha |
総貯水容量 | 300,000㎥ |
有効貯水容量 | 211,000㎥ |
ダム事業者 | 富山県 |
本体施工者 | 株木建設 |
着手年 | 1961年 |
竣工年 | 1963年 |
ダム湖名 | ― |
その他の設備/所感
駐車場はありませんが、何とか止められるスペースはあります。
駐車場 | × |
トイレ | × |
公園 | × |
PR展示館 | × |
釣り | ○? |
八尾ダム周辺の地図
八尾ダム周辺の天気
八尾ダムに近いと思われる宿泊施設
実際に宿泊した施設は下記になります。
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