1325-菰野調整池/こものちょうせいち

三重県のダム 中部

1325-菰野調整池/こものちょうせいち

2014/10/26

所在地:三重県三重郡菰野町大字菰野字焼尾
取材日:2010/11/23(火)

下流より堤体を望む

下流より堤体を望む

菰野調整池は水資源機構が管理する三重用水の中央部に設けられたダムで、中里ダムからの導水と、田光川・三滝川・内部川・御弊川からの水を貯めて、下流の幹線水路に送水しつつ、竹谷用水路への農業用水と合わせて四日市・鈴鹿・菰野の各市町への水道用水を供給する重要なダムです。

下流には田園風景が広がり、まさしく「農業の要」といった感じを直接肌で受け止めることのできるダムもあります。

下流直下より堤体を望む

下流直下より堤体を望む

下流側はロックフィルダムのようにロック部が設けられています。

下流直下より堤体を望む

下流直下より堤体を望む

綺麗な堤体のシェル部です。細かいところに手入れが行き届いたダムですね。

田んぼへ水を供給するポンプ所?

田んぼへ水を供給するポンプ所?

この設備はこのダムと直接的な関係があるのかどうかはわかりませんが、ここから出た水は下流すぐに広がる田んぼへ水が供給されていました。

左岸より下流側の堤体を望む

左岸より下流側の堤体を望む

天端の下流側には柵がなくとてもシンプルな造りです。

左岸より天端を望む

左岸より天端を望む

とても広い天端です。セスナ機ぐらいだったら離着陸できそうな広さと長さです。

左岸のヘリポートを望む

左岸のヘリポートを望む

水資源機構のダムによくあるヘリポート。中里ダムにもありますね。

左岸よりダム湖側の堤体を望む

左岸よりダム湖側の堤体を望む

下流側のシェル部も綺麗に整備されていましたが、ダム湖側の張石工もとても綺麗です。ちなみに水資源機構の公式サイトには「捨石張」とありましたが、綺麗に纏まっているので「張石工」としました。それぞれの間を取った施工なのでしょうか。

左岸よりダム湖を望む

左岸よりダム湖を望む

ダム湖には鳥が羽根を休め、ダムサイトにはサラリーマンが身体を休めていました(サボりじゃないですよね)。

三重用水の看板

三重用水の看板

三重用水の看板が設置されていました。「感謝の案内板」とあります。

左岸よりダム湖と堤体を望む

左岸よりダム湖と堤体を望む

左岸側(・・・と言えるのか)は少し高台になっていて堤体の向こうに菰野町の市街地や遠くは四日市の工業地帯が見えます。

幹線水路からダム湖へと水が流れる

沢からダム湖へと水が流れる

三重用水の幹線水路からダム湖へと通じる注水工です。遠目にはカスケード式になっているように見えましたが、モノリスのようなコンクリートブロックを並べて減勢させているようです。この日はかなりの流量でジャバジャバと大きな音を立てて水が流れていました。

幹線水路からダム湖へと水が流れる

沢からダム湖へと水が流れる

もう少しこの辺りがどうなっているのか見てみたかったのですが、残念ながら立入禁止になっています。

独立行政法人 水資源機構 三重用水管理所

独立行政法人 水資源機構 三重用水管理所

ぐるっとダム湖を一周してきました。ここは菰野調整池の管理所であるだけでなく、三重用水すべてを管理する三重用水の管理所でもあります。

トイレ完備

トイレ完備

トイレ完備ですが利用できるのは休日の9時から17時までとなります。

天端より鈴鹿山脈を望む

天端より鈴鹿山脈を望む

なかなか良い季節で天気もよく鈴鹿山脈がはっきりと見えます。なかなか雄大な景色を味わえます。年金生活始めたら菰野町に住んでみても良いかなー、なんてこの近辺に来るたびに思います。景色も良く国道沿いにはお店もそこそこあり、病院もありますし、湯の山温泉もあります。そして何と言ってもダムがある(笑)

右岸よりダム湖側の堤体を望む

右岸よりダム湖側の堤体を望む

本当に綺麗な張石工ですね。湖面より少し上の部分の石が黒く見えるのは、普段の水位がその辺りだからでしょうか。

天端より右岸を望む

天端より右岸を望む

四角く網場で囲まれているようですが、水深が浅いため底部取水になっており、ダム湖の底に取水設備があるためのようです。ここで取水した水は幹線水路を経由して加佐登調整池(1326-加佐登調整池/かさとちょうせいち)に運ばれ、竹谷用水路を経由して菰野町や四日市の農地に分配されます。また、右岸の堤体のすぐ下には三重県企業庁水沢浄水場がありここにも送水されます。

右岸には石碑などがある

右岸には石碑などがある

石碑周辺も綺麗に整備されています。ただ気になったのは大抵の石碑はダム湖や見える位置に設置されているのですが、このダムだけはなぜか真逆の方向を向いています。

導流部を望む

導流部を望む

水資源機構のアースダムでよく見かけるタイプの長い導流部です。

洪水吐を望む

洪水吐を望む

こちらも比較的規模の大きなアースダムやロックフィルダムでよく見かけるタイプの自由越流式の洪水吐です。

天端より導流部と三重県企業庁水沢浄水場を望む

天端より導流部と三重県企業庁水沢浄水場を望む

奥にある建物は三重県企業庁水沢浄水場で手前に洪水吐からの導流部があります。

天端より洪水吐を望む

天端より洪水吐を望む

奥の構造物が洪水吐、手前の網場の部分が底部取水口になります。

右岸より天端を望む

右岸より天端を望む

広い天端と山々の対比が面白いですね。

右岸より下流側の堤体を望む

右岸より下流側の堤体を望む

あちこち非の打ち所がない整備されたダムですね。それだけでなくシンプルになっています。

天端より下流を望む

天端より下流を望む

さぞかし新緑の季節もとても素晴らしく綺麗な緑色の世界が広がっているんでしょうね。ぜひ初夏にも訪れたいと思ったダムでした。

菰野調整池諸元

河川名 三滝川水系赤川
目的 かんがい用水、上水道用水、工業用水
型式 アースダム
堤高 28.4m
堤頂長 674m
堤体積 990,000m3
流域面積 0.8km2
湛水面積 25ha
総貯水容量 1,650,000m3
有効貯水容量 1,600,000m3
ダム事業者 水資源開発公団二工
本体施工者 大成建設
着手年 1986年
竣工年 1989年
ダム湖名 きらら湖 (きららこ)

その他の設備/所感

駐車場 管理所脇や左岸のダムサイトにも駐車場があります。トイレは記事内にも書きましたが曜日時間指定ですね。公園は公園としていいのかちょっと判断に迷います。釣りは全面禁止です。絶対に釣りはしないで下さい。
トイレ
公園
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菰野調整池に近いと思われる宿泊施設

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