静岡県のダム

1169-大代川農地防災ダム/おおしろがわのうちぼうさいだむ

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1169-大代川農地防災ダム/おおしろがわのうちぼうさいだむ 静岡県のダム
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取材日:2013/05/18(土)

大代川農地防災ダムは近隣の原野谷川ダムと同様に洪水調節・農地防災が目的のダムで、普段は水を貯めない穴あきダムです。所要で原野谷川ダムに行き、そのついでに訪れました。(まさか歌と踊りの練習のために原野谷川ダムに行ったとは言えない。書いたけど)

大代川は大井川鐵道の拠点である金谷の中心部を流れ大井川に注ぎますが、その金谷周辺の農地や住民を守るためのダムが大代川農地防災ダムです。

ちなみにダム名が「おおしろがわ」となっていますが、現地では河川名を「おおじろがわ」と呼ぶようです。当サイトではダム便覧に合わせ「おおしろがわ」としています。

堤体上流面を望む

どういうわけか道を間違えて「ならここの里」近くの林道から入って上流から攻略してしまったため上流から撮影開始です。下流側からのアプローチですと林道の入口がゲートで閉まっているようですので、そこから徒歩になるようです。

堤体が南東を向いているため上流面は完全に逆光になってしまいます。クレストには3門の自由越流式の洪水吐、下部に常用洪水吐が装備されています。

堤体上流面を望む
堤体上流面を望む

ダム湖より堤体上流面を望む

ダム湖と言っても普段は水を貯めていないため河原を歩くようなイメージです。(洪水時には絶対に近づかないようにしてください)天端レベルの左岸に白い建物が見えますが管理所(無人)です。

ダム湖より堤体上流面を望む
ダム湖より堤体上流面を望む

下流を望む

普段は穏やかな小規模河川のようですが、洪水時はどんな感じになるのでしょうか。

下流を望む
下流を望む

常用洪水吐を見上げる

堤体最下部に常用洪水吐があり、流木や土砂で埋まらないようにスクリーンが付属しています。さらに上部には鉄骨が組まれていますが、クレストに除塵機があり、それを昇降させるようにできているようです。

常用洪水吐を見上げる
常用洪水吐を見上げる

常用洪水吐を望む

ぐいぐい流れていきます。(安全に配慮して撮影しています)

常用洪水吐を望む
常用洪水吐を望む

常用洪水吐より左岸を望む

シルバーのパネルはちょっと謎ですね。ケーブル類のカバーでしょうか。その手前、堤体中腹に赤色の穴がありますが放流管らしく下流側にバルブがあります。

常用洪水吐より左岸を望む
常用洪水吐より左岸を望む

常用洪水吐より右岸を望む

右岸側はややカーブを描いているのが印象的な堤体です。

常用洪水吐より右岸を望む
常用洪水吐より右岸を望む

左岸より堤体下流面を望む

天端レベルまで移動しました。かつては天端に入ることはできたようですが、現在は立入禁止になっています。天端には除塵機、堤体の中腹左導流壁にはバルブが格納された構造物が見えます。バケットカーブやゲートピアの丸みを帯びた部分がなんとも美しいですね。緑色の手すりも新緑にとてもマッチしています。

左岸より堤体下流面を望む
左岸より堤体下流面を望む

金谷の農地や住民を守る大代川農地防災ダムでした。

大代川農地防災ダム諸元

所在地静岡県島田市大代
河川名大井川水系大代川
目的F(洪水調節、農地防災)
A(かんがい用水)
型式G(重力式コンクリートダム)
堤高43m
堤頂長122m
堤体積54,000m3
流域面積5.5km2
湛水面積5ha
総貯水容量620,000m3
有効貯水容量615,000m3
ダム事業者静岡県
本体施工者熊谷組
着手年1961年
竣工年1968年
ダム湖名

その他の設備/所感

駐車場×
トイレ×
公園×
PR展示館×
釣り×

大代川農地防災ダム周辺の地図

大代川農地防災ダム周辺の天気

大代川農地防災ダムに近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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