取材日:2013/2/24(日)
「第1回ダム愛好家との集い in 阿木川ダム」が行われた翌日、新豊根ダムに行くことになったのですが、新豊根ダムの近隣で行っていないダムがあることを思い出し、急遽行くことになったのがこの岩倉ダムです。
右岸より堤体下流面を望む
ガードレールやフェンスギリギリまで近づいて撮影したかったのですが、雪深くてこれが限界でした。岩倉ダムは中部電力が所有する発電専用のダムです。
右岸より天端を望む
電力系のダムにありがちな天端立入禁止です。
右岸より堤体上流面を望む
ダム湖は凍結して雪が積もり、雪原の様相です。
左岸より天端を望む
左岸に移動しました。
左岸よりフェンス越しに天端を望む
左岸は雪が積まれていなかったため、フェンス越しに天端を覗くことができました。天端はゲートの部分が高くなっているのがわかります。
水利使用標識
取水量は1.98m3/s。豊水力発電所に送水されて発電に利用されますが、導水路などで直接発電所につながっているわけではなく、岩倉川に放流して売木川に流れ、丸畑堰堤で取水しそこから専用の水路を通って豊水力発電所まで運ばれるようです。
右岸下流より堤体下流面を望む
右岸の下流に移動しました。雪深い上に直下がどうも立入禁止の雰囲気があってこれ以上近づくのは断念。
ちなみにクレストから放流していますが、残念ながらゲートレスになっています。2000年にクレストゲートを撤去してしまったようです。
岩倉ダム放流動画
あまり良い動画ではありませんがまとめてみました。
岩倉ダム諸元
所在地 | 長野県下伊那郡売木村 |
河川名 | 天竜川水系岩倉川 |
目的 | P(発電) |
型式 | G(重力式コンクリートダム) |
堤高 | 25m |
堤頂長 | 100.6m |
堤体積 | 19,000m3 |
流域面積 | 8.8km2 |
湛水面積 | 6ha |
総貯水容量 | 435,000m3 |
有効貯水容量 | 408,000m3 |
ダム事業者 | 中部電力(株) |
本体施工者 | 清水建設 |
着手年 | 1935年 |
竣工年 | 1936年 |
ダム湖名 | 岩倉貯水池 |
その他の設備/所感
バックウォーターに岩倉ダムキャンプ場がありアマゴが放流されているようです。釣りには日釣券が必要ですので、詳しくは下伊那漁業組合にお問い合わせください。
駐車場 | × |
トイレ | × |
公園 | × |
PR展示館 | × |
釣り | ○ |
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