岡山県のダム

1869-湯原ダム(ゆばらだむ)

1869-湯原ダム(ゆばらだむ) 岡山県のダム
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取材日:2014/12/10(水)

恩原ダムから人形峠を経由して大きく鳥取回りでやって来たのが湯原ダムになります。この日10基目。この湯原ダムも何度も観てみたいと思っていたダムの一つになります。

湯原ダムは岡山県が昭和23年(1948)に旭川総合開発計画を立案し、中国電力も戦後復興の一環として中国地方電力増強5ヵ年計画を立案。かくして両者が相乗りする形で洪水調節と発電が目的の多目的ダムとして、中国電力の主導で建設が進められることになったダムです。

天端へと続く左岸より堤体下流面を見る

天端へと続く左岸道路の途中には「湯原温泉みはらし展望台」があり、そこからの眺望が下の写真となります。眺望が良くなるように木が切られているのがポイント高いですね。また、すぐ近くには階段があり湯原温泉から散策できるようです。

天端へと続く左岸より堤体下流面を見る
天端へと続く左岸より堤体下流面を見る

湯原ダム管理所

左岸には湯原ダムの管理所があります。この日はこちらでダムカードをいただきました。

湯原ダム管理所
湯原ダム管理所

奥にある謎構造物

管理所の奥にある謎構造物。これ絶対バッチャープラント跡だよなぁ…と思うのですがダムカードをいただく時に訊けば良かったと少し後悔。

奥にある謎構造物
奥にある謎構造物

左岸より堤体上流面を見る

そのバッチャープラント跡らしきコンクリート構造物の辺りから見ています。

左岸より堤体上流面を見る
左岸より堤体上流面を見る

左岸より貯水池を見る

左岸のこの先は行き止まりになっていましたが、右岸は貯水池沿いに県道322号があって通り抜けられるようです。

左岸より貯水池を見る
左岸より貯水池を見る

2枚の水利使用標識

管理所建屋の手前には2つの水利使用標識が建てられています。左がダム水路式で発電する湯原第一発電所、右が堤体下流直下で発電するダム式の湯原堰堤発電所のものとなります。

2枚の水利使用標識
2枚の水利使用標識

管理所入り口

左岸の管理所入り口には湯原堰堤発電所・湯原第一発電所・湯原第二発電所の諸元が記された石碑が置かれています。これによれば各発電所は戦後復興五カ年計画の一環として建設されたものだと書かれています。また、天端の親柱に書かれた「湯原堰堤」の文字が良い味してますね。照明もあまり見たことがないデザインですね。

管理所入り口
管理所入り口

左岸より天端を見る

天端は県道322号になっていて自動車の通行が可能です。

左岸より天端を見る
左岸より天端を見る

堤体と管理所の隙間から堤体上流面を見る

貯水池には小型ボートと浮桟橋が見えます。どうも管理所から貯水池に降りられる階段があるようです。

堤体と管理所の隙間から堤体上流面を見る
堤体と管理所の隙間から堤体上流面を見る

ゲートピア

湯原ダムはクレストに6門のローラーゲートを備えています。「クレストゲート非常用洪水吐」としてつい思ってしまいがちですが、湯原ダムには他に洪水吐が無いためこのローラーゲートが常用洪水吐として公式のパンフレットには掲載されています。

ゲートピア
ゲートピア

ローラーゲート

ローラーゲートは幅5.5mx高さ8.2mという大きさです。

ローラーゲート
ローラーゲート

ゲートピアを見上げる

ゲート巻き上げ機がチラッと見えます。

ゲートピアを見上げる
ゲートピアを見上げる

天端より下流を見る

湯原ダムから300m下流には砂湯という湯原温泉の露天風呂があります。そのためダムの撮影には少し気を使うのがちょっと難点だったりします。

天端より下流を見る
天端より下流を見る

右岸より天端を見る

昭和レトロな風格を備える天端。左岸にはケーブルクレーンの基礎の跡も見えます。あの山の尾根に展望台が欲しいところですね。ちなみに湯原温泉には昭和50年代(1970年代後半)にロープウェイがあったそうです。もしかしてロープウェイから湯原ダムが見られたりしたのでしょうか。

右岸より天端を見る
右岸より天端を見る

右岸より堤体下流面を見る

それほど眺望が良いわけではありませんが、なんとか右岸からも下流面を見ることが出来ます。

右岸より堤体下流面を見る
右岸より堤体下流面を見る

右岸より堤体上流面を見る

湯原ダムはこれから本格的な雪のシーズンを迎える…といったような寒々しい景色です。雪景色の湯原ダムもまた美しそう。

右岸より堤体上流面を見る
右岸より堤体上流面を見る

堤体下流側および砂湯への入口

天端周辺をひとしきり見学した後に下流側へと向かいます。それにしてもカメラ持って露天風呂回りを歩くのはやっぱり勇気が要りますね😅

堤体下流側および砂湯への入口
堤体下流側および砂湯への入口

放流注意看板

景観への配慮のためか小さな放流注意看板です。屋根がついているのも珍しいですね。

放流注意看板
放流注意看板

堤体下流面を見る

ドーンと来ました湯原ダム堤体下流面。湯原ダムには副ダムがなくスッキリとした印象の下流面です。導流部の下の方に丸い穴が見えますが、あれは土砂吐ゲートなのでしょうか。

堤体下流面を見る
堤体下流面を見る

左岸より堤体下流面を見る

残念ながら堤体の直下ギリギリには行けません。左岸道路の先に見えるのは湯原堰堤発電所になりますがフェンスで立ち入りが制限されています。

左岸より堤体下流面を見る
左岸より堤体下流面を見る

湯原堰堤発電所のフェンスの隙間から

植栽がきれいに整えられています。見学会で中を見せていただく機会があればぜひ見てみたいですね。

湯原堰堤発電所のフェンスの隙間から
湯原堰堤発電所のフェンスの隙間から

今回は露天風呂には残念ながら入りませんでしたが、次回訪問時にはお風呂からダムを楽しみたいと思った湯原ダムでした。

湯原ダム諸元

所在地岡山県真庭市湯原温泉
河川名旭川水系旭川
目的F(洪水調節、農地防災)
P(発電)
型式G(重力式コンクリートダム)
堤高73.5m
堤頂長194.4m
堤体積218,631㎥
流域面積255km2
湛水面積455ha
総貯水容量99,600,000㎥
有効貯水容量86,000,000㎥
ダム事業者中国電力株式会社・岡山県
本体施工者熊谷組
着手年1952年
竣工年1954年
ダム湖名湯原湖(ゆばらこ)

その他の設備/所感

駐車場は天端周辺には数台分のスペースがあり、下流は湯原温泉の駐車場を利用します。

駐車場
トイレ
公園×
PR展示館×
釣り○(要遊漁料)
展望台

湯原ダム周辺の地図

湯原ダム周辺の天気

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この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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