取材日:2013/05/26(日)
内の倉ダムでの結婚式の後はみんなで月岡温泉に宿泊しましたが、翌日は新潟県北部のダム巡り単独行するという計画を立てていました。と言うわけでやって来ました胎内第二ダム。
「胎内」は河川名でもある胎内川から来ているのですがすごい名前ですよね。名前の由来はWikipediaによれば下記のとおりです。
川の上流にある朳差岳の雪形「鯛頭」に因んでいるとする説、扇状地域では伏流水となり河口付近で再び現われる事からの連想で「胎内」とついたなどの説がある。
胎内川 – Wikipedia
ちなみに月岡温泉から胎内第二ダムまでの途中に「〆切」という地名もあって、なかなかおもしろいです。
あと、胎内川にはこの胎内第二ダムの他に、胎内川ダム、胎内第一ダムがあり、最奥部には2019年に竣工したばかりの奥胎内ダムがあります。しかし、訪問したこの日は胎内第二ダムより奥は冬季通行止のためこのダムのみの見学となります。(しかもこの時はまだ奥胎内ダムは未完成)
ダム見張所
ダム管理所ではなくダム見張所。こじんまりとした建物です。胎内第二ダムは新潟県企業局所有のダムで、ここで取水した水をダム右岸直下にある胎内第二発電所で発電に利用されます。
ダム見張所と天端への入口
残念ながら天端へは立ち入りが禁じられていました。
右岸のフェンスから天端をのぞき見る
天端高欄が低く見えます。安全が担保できないため開放していないのかもしれません。
天端に鋭角な屋根の建屋(取水口ゲート巻き上げ機室と思われます)が見えますが、雪国だからここまでの急角度になっているのでしょうか。
右岸より堤体下流面を望む
クレストにローラーゲートが1門備わっている胎内第二ダムですが、この日は放流していました。恐らく時期的に融雪放流でしょう。下のグレーの建物が胎内第二発電所です。
堤体下流面を真正面から望む
…のつもりだったのですが、木が生い茂ってなかなか真正面を狙えません。少し角度がついてしまいます。ローラーゲートですがよく見るとフラッシュボード(欠瀉板)のようなものが見え、そこからも放流しているのが見えます。
胎内第二ダム放流動画
この日の放流シーンは動画にまとめてみました。
右岸よりダム湖を望む
満水状態。その上、上流に人が住んでいないためゴミもなくきれいな状態です。
胎内第二ダム諸元
所在地 | 新潟県胎内市下荒沢 |
河川名 | 胎内川水系胎内川 |
目的 | P(発電) |
型式 | G(重力式コンクリートダム) |
堤高 | 41.5m |
堤頂長 | 90m |
堤体積 | 34,000㎥ |
流域面積 | 88.3km2 |
湛水面積 | 23ha |
総貯水容量 | 2,850,000㎥ |
有効貯水容量 | 1,780,000㎥ |
ダム事業者 | 新潟県企業局 |
本体施工者 | 清水建設 |
着手年 | 1957年 |
竣工年 | 1959年 |
ダム湖名 | ― |
その他の設備/所感
駐車場 | ○ |
トイレ | × |
公園 | × |
PR展示館 | × |
釣り | ? |
胎内第二ダム周辺の地図
胎内第二ダム周辺の天気
実際に泊まった宿泊施設
※「月岡ニューホテル冠月」でしたが、2018年4月にホテルエリアワングループに入り、名称も変わったようです。
コメント