2905-金城ダム/きんじょうだむ

九州・沖縄 沖縄県のダム

2905-金城ダム/きんじょうだむ

2014/11/12

所在地:沖縄県那覇市繁多川
取材日:2010/05/20

右岸下流側より堤体を望む

右岸下流側より堤体を望む

沖縄ツアー3日目最終日。最終日の宿泊先は那覇市内だった事、さらに10時45分には空港に集合だった事から、行くならこのダムと決めていました。ここなら何とか間に合うだろうという事で。

で、朝6時30分に起床。6時45分にホテルでの朝ごはんを15分で済ませ、7時過ぎにはホテルを出発。7時21分旭橋駅発のゆいレール(モノレール)に揺られ、7時38分首里駅到着。そこからiPhoneでGoogleMapsにナビさせながら15分ほど歩き、とにかく慣れない土地で疲れましたが、通学途中の小学生に挨拶されながら、やっと到着。

朝って良いもんですね。

こんなに沖縄らしいダムを清々しく感じる事ができたんですから。

おや?あれは定礎?

おや?あれは定礎?

到着そうそう気になったのはこの定礎。なんか乱雑な扱い・・・。

右岸より天端を望む

右岸より天端を望む

朝だからか一人だったり犬と一緒だったり、とにかく散歩してる人が多かったです。

天端よりダム湖を望む

天端よりダム湖を望む

金城ダムのダム湖は上池と下池があり、奥に見えるのはそれぞれを繋ぐトンネルになっています。向こうまで見に行きたかったのですが、時間の都合上カットしました。さすがに飛行機の時間に遅刻するわけには行きませんので・・・。

右岸下流側中腹より堤体を望む

右岸下流側中腹より堤体を望む

堤体は琉球石灰岩という沖縄独特の材質の石が張られています。もうそれは首里城の城壁そのものでした。近くに首里城がある関係から意識したデザインになっているそうです。

定礎

定礎

く、草むらに定礎石が鎮座しておられます・・・。

下流の橋より堤体を望む

下流の橋より堤体を望む

おっと、時間に焦るあまり斜めになってしまいました。それにしても琉球石灰岩はもとより、黒く変色した箇所も良い味を出しています。

そして堤体に比してなんと分厚く高い導流壁なんでしょう。これはこれで首里城の城壁の外郭を思わせる雰囲気です。ただ、個人的にはもう少し”琉球朱”という沖縄独特の朱色を堤体に混ぜるとまた良かったんじゃないかなぁー、と。

下流の橋より導流部を望む

下流の橋より導流部を望む

導流壁より下流側は普通のコンクリートのようです。コストの関係からか、さすがにずーっと琉球石灰岩でまとめるワケにはいかなかったんでしょうね。

下流の橋より下流を望む

下流の橋より下流を望む

川幅が異様に狭いです。そのため、大雨が降ればたびたび洪水の被害に悩まされていたそうです。これより先は那覇市の中心部、国際通りなどを流れますから、いかに重要なダムであるのかがわかります。

左岸下流側中腹より堤体を望む

左岸下流側中腹より堤体を望む

やはりこの姿はまるで城壁です。

ちなみに首里城はお城といっても本土のお城とはまったく一線を画すデザインで、中華の要素が入ったようなそんなデザインです。

左岸下流側東屋より堤体を望む

左岸下流側東屋より堤体を望む

向こうの道路は県道になっていますが、撮影中はずっと渋滞していました。那覇市へ向かう通勤途中の車列です。沖縄って渋滞は無いものと思っていましたが、これにはさすがに驚きました。電車といえばモノレールのゆいレールのみ(しかも営業距離が短い)で、あとはバスだけという公共交通機関の沖縄は車が無いと生活ができないのだそうで、そりゃ渋滞するわなぁ・・・などと思いました。

左岸下流側より堤体を望む

左岸下流側より堤体を望む

ほら、この重厚さ!クレストから流れる事は滅多に無いかもしれませんが、堤体が守るだけでなく、導流壁が余すことなくさらに守る!そんなイメージを受けます。

上池と下池を繋ぐトンネルを望む

上池と下池を繋ぐトンネルを望む

時間さえあれば、あの辺りもじっくりと見学したかったのですが、遠巻きに見るしかありませんでした・・・。とーっても気になりますが、仕方がありません。

ちなみにダム湖岸に茂っているのはマングローブ。

管理所

管理所

いかにも沖縄らしい造りの管理所です。屋根も琉球瓦のようです。ちゃんとシーサーもいますね。シーサーは沖縄の守り神だそうですが、ほんと沖縄ではあちこちで見かけます。

管理所内には展示室があって記録映画も見れるようになっているそうです。開館時間は午前9:30~午後5:00。土日も空いているそうです。開館時間まで待ってたら飛行機に乗り遅れるので、残念ながら見学は叶いませんでした・・・。

ダム銘碑と堤体を望む

ダム銘碑と堤体を望む

銘碑と堤体をパチリ。

左岸ダム湖側より堤体を望む

左岸ダム湖側より堤体を望む

正面はすらっとした感じで、あまりゴツさを感じさせません。

左岸天端よりダム湖を望む

左岸天端よりダム湖を望む

とても完成度の高いダム湖とダム湖畔です。奥の方までじっくりと散歩したかったです。

治水を目的としたダムなので、洪水で目いっぱい働く事になれば、天王ダム(1507-天王ダム/てんのうだむ)のように、ここも水没してしまいます。

オリフィスゲートを望む

オリフィスゲートを望む

この辺りのつくりはその天王ダムに似ていますね。

オリフィスゲートのアップ

オリフィスゲートのアップ

ダム湖側より堤体を望む

下流ダム湖側より堤体を望む

下流側から見るよりもむしろダム湖側から見た方が高さを感じさせます。そしてこの琉球石灰岩の石張りの雰囲気が実に良い。

ダム湖側壁面

下流側壁面

さらに近づいてみました。

ハブ注意!

ハブ注意!

本土では決して見ることの無い注意看板です。珍しすぎて思わずパチリ。そして、この脇の階段を登りたかったのですが、時間が無かったのと本当にハブが出そうで怖くて上がれませんでした・・・(汗)

天端より下流を望む

天端より下流を望む

ここから見るとさらに導流壁の厚みがわかりますね。ん?中央下部にある構造物はなんでしょう?撮ってる時は気にもしていなかったのですが・・・。

天端より下流、市街地を望む

天端より下流、市街地を望む

この先に金城ダムが守るべき那覇市の中心部があります。この風景自体ももっとじっくりゆっくり見たかったのですが、残念ながらお時間です。これを最後に金城ダムを後にしました。

そして右岸の高台を登って、来た道を引き返すのですが、途中何度タクシーを呼ぼうとしたことか・・・。偶然通りがかったタクシーは止まってくれなかったし・・・。

今後のダムめぐりに備えて、もっと足腰を鍛えたいところです・・・。

ダム諸元

河川名 安里川水系安里川
目的 洪水調節、農地防災、不特定用水、河川維持用水
型式 重力式コンクリートダム
堤高 19m
堤頂長 120m
堤体積 14,000m3
流域面積 1.7km2
湛水面積 4ha
総貯水容量 510,000m3
有効貯水容量 470,000m3
ダム事業者 沖縄県
本体施工者 竹中・丸元
着手年 1983
竣工年 2000年

その他の設備/所感

駐車場 今回の沖縄旅行の中で一番充実したダムですが、滞在時間はわずか30分程度とやはり物足りないです。上池の方とか管理所内とかもっと見ておきたかったです。
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金城ダムに近いと思われる宿泊施設

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