所在地:三重県鈴鹿市加佐登
取材日:2010/10/11(月)
洪水吐を望む
加佐登調整池は三重用水の調整池の一つで、直接的な流域の水だけでなく、菰野調整池から導水された水も貯留する傾斜コアゾーン型フィルダムです。なお、加佐登調整池が三重用水の末端の調整池になりますが、自然流下式で流れているのだそうです。
そして、到着早々洪水吐を見ると、水が流れているのが見えます!こりゃラッキーです!
左岸よりダム湖を望む
たっぷりと水を湛えた調整池。加佐登調整池は中里ダム・宮川調整池に続き、3番目に着工されたダムだそうです。・・・えっとその前にちょっと写真が暗くてすみません。
左岸より洪水吐・取水塔を望む
洪水吐はアースダムによく見かけるタイプです。
天端より導流部を望む
下流には長閑な田園風景が広がります。
解説看板を望む
天端へは立入が禁じられており、解説看板が設置されているのですが見ることはできません。おそらく社会見学や見学会などイベント時に使われるのでしょう。
柵より取水塔方面を望む
近くに加佐登神社があるためか、取水塔はお社みたいな形で、橋の欄干も朱色に塗られています。
柵より下流側の堤体を望む
天端ですが立入禁止なのでこれが限界です。
中腹付近より堤体を望む
ダムとは思えない風景です。
中腹付近より堤体を至近より望む
まるで河川の土手です。寝っ転がって空を仰ぎ見たり、段ボールで滑ってみたいですね。
下流より導流部を望む
なだらかな堤体なので規模に比して長い導流部です。ちょっとこの辺の造りがかっこ良くて、まるで宇宙戦艦みたいです。
下流の橋より導流部を望む
真正面から見据えたところ。なんかカッコイイ。
ちなみに今日は放流しているので水が溜まってしまって隠れて見えていませんが、あの水が溜まっているところにスリット状の減水工が設置されています。
シラサギさん
下を見るとシラサギさんが遊んでいました。
下流の橋よりさらに下流を望む
下流はすぐ先で鈴鹿川に合流し、最後は伊勢湾に注がれます。
下流の橋より堤体を望む
堤体の全体像を収めたつもりですが、余計になんだかわからない写真になってしまいました。
下流の橋より洪水吐を望む
導流部越しに覗き込むように望遠を利かすと水が流れているのがよくわかります。
加佐登神社
これが加佐登神社です。
ダム諸元
河川名 | 鈴鹿川水系椎山川 |
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目的 | かんがい、上水道用水、工業用水 |
型式 | アースダム |
堤高 | 28.7m |
堤頂長 | 310m |
堤体積 | 520,000m3 |
流域面積 | 6.9km2 |
湛水面積 | 34ha |
総貯水容量 | 3,047,000m3 |
有効貯水容量 | 3,000,000m3 |
ダム事業者 | 水資源開発公団二工 |
本体施工者 | 大本組 |
着手年 | 1964年 |
竣工年 | 1982年 |
ダム湖名 | 白鳥湖(しらとりこ) |
その他の設備/所感
洪水吐上の橋近辺に広いスペースがありますので、こちらに駐車して見学すると良いかと思います。少し上流に行ったところに鈴鹿フラワーパークがあります。トイレはそこのトイレを利用すれば良いかと思います。釣りは絶対に禁止です。
駐車場 | △ |
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トイレ | ○ |
公園 | ○ |
PR展示館 | × |
釣り | × |
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