所在地:富山県南砺市刀利
右岸(ダム湖側)より堤体を望む
本来ならこのダムへ行くには福光町の中心部から向かうのでしょうが、今回は上平村からわざわざ狭くて険しい県道54号を利用して行くことになりました。なぜわざわざなのかは狭い道が好きだからですが、おかげで車は枝やら何やらで傷だらけです。
右岸(ダム湖側)より湖底を望む
渇水の影響か湖底が丸見えです。上の写真の下側を見ると何か住居らしき基礎の跡が見えます。左の写真はその跡を拡大した写真です。ここのダム湖もかつては集落があったのでしょうか・・・。
右岸(ダム湖側)より湖底を望む
さらに他の角度から湖底を見てみると、階段や田畑の跡のようなものが見受けられます。階段も横幅が広かったりするので、神社か寺院の跡ではないかと思われます。
右岸(ダム湖側)より堤体を望む
ちょっとずつ堤体が近づいてきました。
堤体をズームアップ
洪水吐のゲートを制御する部分だと思いますが、なんとも不思議な形です。可愛らしいと言うか滑稽と言うか・・・。
左岸より堤体を望む
なかなか堤高があり、しかもアーチ式なのですばらしく高く感じます。オレンジ色のキャットウォークも珍しい気がします。
ダム諸元
| ダ ム | 形式 | アーチ式コンクリートダム | |
|---|---|---|---|
| 目的 | 灌漑用水・発電 | ||
| 堤高 | 101m | ||
| 堤頂長 | 229.4m | ||
| 堤体積 | 148,000m3 | ||
| 貯 水 池 | 流域面積 | 45.9km2 | |
| 湛水面積 | 103ha | ||
| 総貯水容量 | 31,400,000m3 | ||
| 有効貯水容量 | 23,400,000m3 | ||
| 河川名 | 小矢部川水系小矢部川 | ||
| 竣工年 | 1966年 | ||
| 放 流 設 備 | 洪水吐ゲート | 型式 | ダム越流式 |
| 寸法 | 8.2*2.9*6門 | ||
| 容量 | 435m3/s | ||
| ハウエル・バンガーバルブ | 型式 | 空中拡散式 | |
| 寸法 | 内径1,350mm | ||
| 容量 | 30.0m3/s | ||
| 取 水 門 | 型式 | 傾斜型 | |
| 寸法 | 高さ52.0m巾7.0m | ||
| ゲート | 高さ8.3m巾4.0m | ||
| 導 水 路 | 型式 | 円型式圧力トンネル | |
| 内径 | 2.80m | ||
その他の設備/所感
| 駐車場 | ○ | 金沢旅行のついでに行ったダム取材初日の最後に このダムに出会えて良かったと思いました。 夕暮れ近かったので、刀利ダムの近辺にある「臼中ダム」や 「犀川ダム」「内川ダム」は断念せざるを得ませんでした。 しかし刀利ダム取材のあと金沢に向かうわけですが、 刀利ダムから石川県道10号線に入る時、 1kmに渡る砂利道(しかも急な坂道)で 悪路以外の何者でもありませんでした。 そんな悪路を「自転車」で下ろうとする強者(しかもカップル)がいました。 面白い道ですが、揺れが酷く県道ならぬ「険道」だったのを記憶しています。 |
|---|---|---|
| トイレ | ○ | |
| 公園 | × | |
| PR展示館 | × |



コメント
初めまして、刀利を含む地区、太美山地区の公民館で勤務しています因幡(いなば)と申します。
今年は刀利ダム建設の為離村し50年を迎える為、今は湖底に沈んだ村について情報を集めています。
つきましてはこちらに掲載されています写真、上より3枚を広報や地区内での情報発信に利用させていただきたいと思い連絡いたします。
お忙しい事とは存じますが返信頂けますと幸いです。
>因幡 様
コメントありがとうございます。
直接メールいたしましたので、ご参照いただけますと幸いでございます。