神奈川県のダム

3243-宮ヶ瀬副ダム(石小屋ダム)/みやがせふくだむ(いしごやだむ)

3.5
神奈川県のダム
この記事は3分で読めます。

所在地:神奈川県愛甲郡愛川町字向原地先
公式Webサイト:国土交通省関東地方整備局

左岸ダム湖側より堤体を望む

宮ヶ瀬副ダム(石小屋ダム)は、宮ヶ瀬ダムの敷地内にあり、宮ヶ瀬ダムを見学すれば自然と見学する事になります。
宮ヶ瀬ダムでは、しきりに石小屋ダムと呼んでいますが、ダム便覧では「宮ヶ瀬副ダム」となっています。
現地の呼び方も、デファクトスタンダード(?)なダム便覧の呼び方も双方とも重視したいので、併記させていただきました。

左岸より天端を望む

普通、副ダムは堤高が15mに満たないモノが殆どなので、こうして紹介される事が稀なのですが、宮ヶ瀬ダムの副ダムはなんと「34.5m」!
また、ただの副ダムではありません。発電所の逆調整池、上水道のための水位確保、宮ヶ瀬ダムからの放流水減勢、更には発電までするパーフェクトなダムです。もうこれは副ダムだからと一蹴すべき存在ではありません。超立派に働くダムなのです。

左岸より堤体下流側を望む

「石小屋」と呼ぶだけあって、かなり意匠が凝らされています。まさに石積みの小屋。ちなみに「石小屋」は地名であり、堤体のその姿から名づけられたものではありません。

天端から下流を望む

このページを作ってて思うのですが、下流のあの橋に渡ればよかった、と今更ながら後悔・・・。

取水口を望む

ダム湖側に設置されているのは、おそらく発電用の取水口でしょう。「ダム湖」と表現していますが、「宮ヶ瀬ダムの減勢工」と言えば、そうなんだよなぁ・・・。

ダム諸元


型式重力式コンクリートダム
目的洪水調節・農地防災/不特定用水・河川維持用水/
上水道用水/発電
堤高34.5m
堤頂長87m
堤体積45,000m3


流域面積1.1km2
湛水面積4ha
総貯水容量557,000m3
有効貯水容量386,000m3
河川名相模川水系中津川
着手年1971年
竣工年2000年
Access to D@M東名高速厚木IC下車
国道129号線を北上
すぐに国道246号線になりますが、そのまま北上
「県立病院前」交差点を左折し、国道412号線をひたすら北上
愛川町に入ると宮ヶ瀬ダムへの看板が現れますが、
主要地方道514号線に交わる交差点を左折し、道なりに
トンネルを5つくぐり抜けると、右に曲がる道があり、
そこを曲がって警備員さんが立っていれば、そこはもう宮ヶ瀬ダムです
さらにインクラインなどを利用して宮ヶ瀬ダムの直下へ
直下から徒歩10分ほどで辿り着きます。

その他の設備/所感

駐車場すべて宮ヶ瀬ダムの施設を利用してください。
それしか無いっしょ。
トイレ
公園
PR展示館

宮ヶ瀬副ダムに近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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