奈良県のダム

1571-旭ダム/あさひだむ

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1571-旭ダム/あさひだむ 奈良県のダム
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取材日:2013/3/24(日)

七色ダムまで出来上がったダム愛好家ヘルメットを取りに行くというミッションのため、猿谷ダムの次に訪問したダムがこの旭ダムです。

左岸より堤体下流面を望む

到着すると大きく翼を広げた旭ダムの姿が見えます。しかし、残念なことに天端等は立入禁止になっています。良いアーチっぷりなのにもったいない限りです。河川維持のための放流がコンジットゲートから行われていました。

左岸より堤体下流面を望む
左岸より堤体下流面を望む

右岸の山の向こうに瀬戸ダムというロックフィルダムがありますが、瀬戸ダムの貯水池を上池として旭ダムのそれを下池として、奥吉野発電所で1,206,000kWの揚水発電が行われています。

なお、瀬戸ダムは完全に立入禁止で旭ダムのように近づくことすら許されません。過去には見学を受け入れていたようですが、紀伊半島大水害でアクセス路が崩落するなどして以来受け付けていないようです。

旭ダム管理所

左岸の堤体を望む場所には管理所があります。

旭ダム管理所
旭ダム管理所

変位測定室

プラムライン?と思いましたがリムトンネルなので堤体よりも岩盤の変位を測定するのかもしれません。

変位測定室
変位測定室

左岸より天端を望む

天端は道路から少し低い位置にあります。うー、堤体に近づけず蛇の生殺しのようですが仕方ありません。

左岸より天端を望む
左岸より天端を望む

左岸より堤体上流面を望む

ドームアーチらしさあふれる上流面です。

左岸より堤体上流面を望む
左岸より堤体上流面を望む

現地看板

スペックなどが書かれた看板が設置されています。奥吉野発電所PR館の旭エレハウスは残念ながら平成26年に閉館してしまったそうです。エレハウスは瀬戸ダムの一般見学と合わせてぜひ再開していただきたいですね。

現地看板
現地看板

奥吉野の山奥にある孤高のアーチダム旭ダムでした。

旭ダム諸元

所在地奈良県吉野郡十津川村旭字中山下
河川名新宮川水系旭川
目的P(発電)
型式A(アーチダム)
堤高86.1m
堤頂長199.4m
堤体積147,000m3
流域面積39.2km2
湛水面積56ha
総貯水容量16,920,000m3
有効貯水容量12,500,000m3
ダム事業者関西電力(株)
本体施工者間組
着手年1971年
竣工年1978年
ダム湖名旭貯水池あさひちょすいち

その他の設備/所感

駐車場
トイレ×
公園×
PR展示館×
釣り

旭ダム周辺の地図

旭ダムに近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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