群馬県のダム

0602-須田貝ダム/すだがいだむ

4.0
群馬県のダム
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取材日:2005/06/17
所在地:群馬県利根郡みなかみ町藤原

右岸下流側より堤体を望む

右岸下流側より堤体を望む

須田貝ダムはちょうど奈良俣ダムと矢木沢ダムへの分岐点にある発電用のダムです。ダムが完成した昭和時代は楢俣ダムという名称だったのだそうですが、上流の奈良俣ダムは既存だった楢俣ダムに配慮して、字のみを変えたのだそうです。でも、結局同音で紛らわしいので、先輩たる楢俣ダムが須田貝ダムに改名したそうです。弟思いのダムなんですね。

で、その兄はただいま放流中。

水車たち

水車たち

下流側にはこうした水車が展示されています。実際に発電所で使用されていたものなのだそうです。

ペルトン水車

ペルトン水車

これはペルトン水車。東第一発電所で実際に使用されていたんだそうです。

立軸蝶型入口弁

立軸蝶型入口弁

これは立軸蝶型入口弁。実際に矢木沢発電所で使用されていたんだそうです。とても大きいです。

立軸フランシス形水車

立軸フランシス形水車

こちらは立軸フランシス形水車(水車ランナ)。実際に須田貝発電所で使用されていたんだそうです。

関東地区のアイドル、でんこちゃん

関東地区のアイドル、でんこちゃん

で、こうした水車以外に展示館があり・・・。おーっと、これは関東の皆様にはおなじみのアイドル、でんこちゃんの等身大フィギュア(?)です。右手に何か持っていますが気にしないでください。

TEPCO電源PR館須田貝(2008/11/30に閉館)

TEPCO電源PR館須田貝(2008/11/30に閉館)

これがその展示館。「TEPCO電源PR館須田貝」です。ただ残念なことに2008年11月30日に閉館してしまいました。予約すれば発電所の見学ができるんだそうで、閉館するんだったらこの時に見ておけば良かったと後悔・・・。

ちなみにガラスに映りこんでいるちっこいのは私です。

発電所の模型

発電所の模型

中に入ると、発電所の模型があります。発電所見学ではこれのホンモノが見れるんだそうです。

揚水発電の仕組みの模型

揚水発電の仕組みの模型

他に揚水発電をわかりやすく模型で説明する展示物、パネルなどが中にありました。そういえば、入口でPR館の男性スタッフからパンフレットやボールペン、花の種をいただいたのを思い出しました。もう、今ではもらえないのが残念です。

高台から堤体を望む

高台から堤体を望む

矢木沢ダムへ行く途上、須田貝ダムを上から見ることができるスポットがあります。自然がいっぱいなので茂った木が邪魔ですが、致し方ありません。

高台から電力館、水車たちを望む

高台から電力館、水車たちを望む

他、水車やPR館もばっちり見えます。

ダム諸元

河川名利根川水系利根川
目的洪水調節、農地防災、不特定用水、河川維持用水、発電
型式重力式コンクリート
堤高72m
堤頂長194.4m
堤体積198,000m3
流域面積310.1km2
湛水面積130ha
総貯水容量28,500,000m3
有効貯水容量22,000,000m3
ダム事業者東京電力(株)
本体施工者間組
着手年1952年
竣工年1955年
ダム湖名洞元湖

その他の設備/所感

堤体の近くや天端には行けませんが、存在感は十分あります。PR館や見学会が復活してくれるとなお良いですね。

駐車場
トイレ×?
公園×
PR展示館×
釣り×?

須田貝ダムに近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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