兵庫県のダム

1507-天王ダム/てんのうだむ

3.5
1507-天王ダム/てんのうだむ 兵庫県のダム
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所在地:兵庫県神戸市北区山田町谷上
取材日:2009/10/16

上流より堤体を望む

上流より堤体を望む

第8回 Dam Web Ring オフ会[神鉄で行く烏原川のダムめぐりOFF]に参加した後、一人でこの天王ダムに向かいました。オフ会参加者の方々から車で行けるかどうかとか、事前に情報を聞いておいて良かったのですが、夕方だったので突貫撮影です(笑)

場所は天王ダムスポーツガーデンを目指せばわかるだろうと思い、鈴蘭台駅のコインパーキングでカーナビに目的地をセット。それですぐに到着しました。

ダム湖側に野球場なんかがあって不思議な感じです。

ダム湖より堤体を望む

ダム湖より堤体を望む

これ、ダム湖の中から写したようなものです。穴あきダムということでほとんど貯水しないそうですが、このアングルは普通じゃ拝めませんね。

ちなみに実際にいまこの写真に見えているのはオリフィスゲートのようです。水没しているのでこの写真では見えませんが、そのオリフィスの下に穴あきのゲートがあるそうです。思ったよりもオリフィスは高い位置にあるため、まったく貯水しないわけではなさそうです。

ダム湖より放流口を望む

ダム湖より放流口を望む

ここは神戸の北区ですが、兵庫県の南部に位置し(南六甲)、兵庫県南部は雨量が少ないものの、急峻な六甲山脈にひとたび大雨が降ると、一気に水量が増し河川は激流と化するのだそうです。なので、豪雨のときはきっと堤体まで水嵩が増すのではないかと思われます。そのため、いくら穴あきダムと言えども自然越流式の非常用洪水吐もクレストに設置されているようです。

左岸よりダム湖を望む

左岸よりダム湖を望む

2008年7月に神戸市灘区の都賀川の親水公園で遊んでいた子どもが流された事件は記憶に新しいと思いますが、それだけにこうしたダムが無いと神戸が危険なのです。水を貯めなければダムじゃないとかムダだとかいう話はNothing!ですね。

ご覧の通り少ないながらもそれなりに貯水はされていました。自然に任せて流下させるといった感じです。

左岸より天端を望む

左岸より天端を望む

さて、時間も押していますので、天端へ移動です。天端へはかなり迷いました。公園内をうろうろしても行けないし、どうしたものかとカーナビをみると、いったん公園を出て国道からアプローチする必要があったようです。

で、あらかじめ天端へは車で行けると聞いていたのですが、車への経路は渋滞した車列に塞がれ気づかず通過してしまい、慣れない道でUターンもできず、しかも裏道に入れば右折禁止とかでうまく回避できなかったり、散々うろうろした挙句にオフ会の帰り道に通った石井橋まで戻ってしまいました・・・。

もう一度リセットして有馬街道(国道428号線)を北上しなおす事にして、ようやく天端に辿り着きました。ちなみに後から知った話ですが、実は天端までの道は自動車の通行が禁じられているそうです・・・。すみません(汗)

左岸にはベンチがあったりして見学できるようになっていますが、ほとんど人が訪れないためかかなり草が生い茂っていました。ススキがきれいな時期なので、もう少しきれいだといいのですが、やや荒れた感がありました。タイムカプセルが埋められているとされる石碑もありましたが、ススキで覆われたりして、実際に埋めた人はそれをみるとちょっと残念に思うかもしれませんね。

天端より下流・減勢工を望む

天端より下流・減勢工を望む

紅葉がとてもきれいです。下流からも見たかったのですが、国道からどうアプローチするのか良くわからず、通り過ぎてしまいました。非常用洪水吐からの放流を想定しての減勢工なのでしょう。かなりしっかりした造りになっています。

天端よりダム湖を望む

天端よりダム湖を望む

もっと貯水した姿もぜひ見てみたいですね。この周囲が水没するんですよ。そこまで水没したとき、きっと天王ダムが最高潮に頑張った日となるんでしょうね。

右岸より天端を望む

右岸より天端を望む

やはり一人だと寂しいですが、夕方とあって寂れ方がまたより一層増してます。

右岸より下流側堤体を望む

右岸より下流側堤体を望む

下流側は至ってスタンダードな感じですが、手前側がスリットになっているがお分かりいただけますでしょうか?実はこの非常用洪水吐、天端側水路を持っているのです。いざというときに機能させるだめだと思われますが、これが使われるのは本当の本当に非常時のときでしょうね。

天端より洪水吐を望む

天端より洪水吐を望む

うわ、激しく手ブレ。手ブレ補正のあるカメラなのですが、それも効かないほど夕暮れなのです・・・。もうちょっと天端側水路に関して撮影しておきたかったのですが、手ブレでこれが限界でした・・・。

天端より管理所を望む

天端より管理所を望む

治水専用ダムなので当然無人です。

管理所正面と天端への入口を望む

管理所正面と天端への入口を望む

左側から天端に向かうのですが、あまりに草が生えすぎて危うく入口を見失いかけました。何とかここから天端に向かう事ができましたが、あまり人は来ないようですね。

管理所入口

管理所入口

新湊川総合開発事業として天王ダムは石井ダムと予備調査中のもう一つのダムと河川の改修も実施して、100年確率の洪水に対応する計画が実施されているのだそうです。これにより、都賀川での事故のような事がなくなる事を願って止みません。

ダム諸元

河川名新湊川水系天王谷川
目的洪水調節、農地防災
型式重力式コンクリートダム
堤高33.8m
堤頂長127m
堤体積51,000m3
流域面積4.6km2
湛水面積11ha
総貯水容量800,000m3
有効貯水容量700,000m3
ダム事業者兵庫県
本体施工者清水・三井・森長組
着手年1968年
竣工年1980年
ダム湖名

その他の設備/所感

駐車場「天王ダムスポーツガーデン」となっていますので、
駐車場はちゃんとあります。スポーツして疲れたらダムで休憩してください。
と、トイレは未確認ですが、たぶんあるはずです。
トイレ
公園
PR展示館×
釣り×

天王ダムに近いと思われる宿泊施設

この記事を書いた人
神馬シン

福澤桃介をこよなく愛するダム愛好家/ダムペディア・ダムニュース管理人/(一財)日本ダム協会公認ダムマイスター(01-018)/放流注意グッズの販売はじめました→https://shop.dampedia.com

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