取材日:2012/05/20(日)
布目湖畔サイクルフェスタに合わせて開催された布目ダム見学会に参加してきた時の模様です。
なお、初出の布目ダムの記事もありますので、こちらもご参照ください。
布目湖畔サイクルフェスタ
たくさんのロードバイクとサイクリスト!一時期ツアー・オブ・ジャパンのコースにもなっていたことで、自転車のイベントが行われるようになった布目ダム。サイクルフェスタと合わせてダム見学会が開催されるということで行ってきました。
なぜかXbox360のゲームが…
監査廊の入口付近にはなぜかXbox360が設置され、遊べるようになっていました。Kinectのゲームでしたがタイトルまでは忘れました。子ども的には反応はイマイチでした😓
監査廊の階段
受付を済ませ、水資源機構の方の先導で進みます。
監査廊
きれいな監査廊です。
監査廊の階段
またまた階段です。ダム湖に近いためか、こちらは湿気があります。
選択取水設備からの導水管
監査廊を進めると突然こんな黒い物体が。選択取水設備からの導水管になります。
導水管説明パネル
「ここです」と指をさす機構の職員の方。
導水管の位置
ここです。(写真の真ん中あたり)
主管ゲートと主管予備ゲート
これが選択取水設備からの主管ゲートと主管予備ゲート(の上部)になります。先ほどの黒い導水管の先にあるイメージです。上の写真では右側に描かれていますね。ちなみに主管ゲートは1,100mmのジェットフローゲートを備えています。
分岐管ゲートと分岐管予備ゲート
こちらは分岐管ゲートと分岐管予備ゲート。400mmのジェットフローゲートです。
水力発電設備
すぐ近くには水力発電設備があります。水車の型式は横軸単輪単流渦巻フランシス水車で最大990KWの発電を行うそうです。
管理用水力発電の実績
ここで発電した電気は布目ダムの管理用に回され、余剰電力は売電されるそうですが、ほとんど売電しているようです。
放流設備解説パネル
布目ダムの放流設備です。残念ながら常用洪水吐のゲートや選択取水設備は今回見学の対象外でしたが、機会があれば見てみたいですね。
左岸下流側の布目発電所より堤体を望む
堤体内から一旦外に出ます。普段はこのエリアには入れませんので、貴重なアグルだと思います。
減勢工の副ダム
減勢工の副ダムです。布目ダムには上流に高さ14.5mの貯砂が目的のダムがあり、そちらも副ダムを名乗っているためややこしいですが、こちらは減勢工としての副ダムです。
水力発電用放流口
水力発電用放流口から働いてきたばかりの水が出てくる様子です。
左岸下流側より堤体を望む
ちょっと下流に移動して堤体を撮りますが、ここからだと全体が入らないですね。
再び監査廊へ
再び監査廊に戻ります。
プラムライン
堤体のたわみを計測する装置、プラムラインに案内していただきました。
天端よりダム湖を望む
その後天端に出て見学会終了です。布目ダムでは森と湖に親しむ旬間などでイベントを開催していますので、ぜひタイミングを見て参加してみてはいかがでしょうか。
布目ダム諸元
河川名 | 淀川水系布目川 |
目的 | F(洪水調節、農地防災) N(不特定用水、河川維持用水) W(上水道用水) |
型式 | 重力式コンクリート |
堤高 | 72m |
堤頂長 | 322m |
堤体積 | 331,000m3 |
流域面積 | 75km2 |
湛水面積 | 95ha |
総貯水容量 | 17,300,000m3 |
有効貯水容量 | 15,400,000m3 |
ダム事業者 | 水資源開発公団一工 |
本体施工者 | 大成建設・森本組 |
着手年 | 1975年 |
竣工年 | 1991年 |
ダム湖名 | 布目湖(ぬのめこ) |
その他の設備/所感
駐車場 | ○ |
トイレ | ○ |
公園 | ○ |
PR展示館 | × |
釣り | ○ |
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